JR東日本新潟支社は19日、冬の期間(2018年12月1日から2019年2月28日まで)に運転する臨時列車について発表した。在来線では「きらきらうえつ」車両を使用した弥彦神社二年参りの臨時列車「きらきら行く年」「きらきら来る年」などが運転される。

  • 485系を改造した「きらきらうえつ」は今冬も活躍

「きらきらうえつ」は特急形電車485系を改造した4両編成の「のってたのしい列車」。1・4号車に簡易展望スペース、2号車に茶屋(売店)とラウンジスペースを設け、客室のシートはリクライニング式を採用。大型タイプの窓から日本海の雄大なパノラマを楽しめる。おもに新潟~酒田間(白新線・羽越本線)を走り、今冬も同区間で週末および年末年始を中心に運転。下りは新潟駅10時11分発・酒田駅12時51分着、上りは酒田駅16時10分発・新潟駅18時31分着で、下り・上りともに全車指定席となる。2月9日は「大山新酒・酒蔵まつり」に合わせ、羽前大山駅に臨時停車する。

年末年始も「きらきらうえつ」は運転され、さらに「きらきらうえつ」車両を使用した越後線・弥彦線経由の臨時列車も登場。12月31日夜は快速「きらきら行く年」(全車自由席)として新潟駅21時56分発・弥彦駅23時22分着、1月1日未明には快速「きらきら来る年」(全車自由席)として弥彦駅1時32分発・新潟駅2時32分着で運転される。「きらきら来る年」は吉田駅で東三条行の普通列車に接続する。

その他、弥彦神社二年参り・初詣の臨時列車として、12月31日夜に東三条発弥彦行、1月1日未明に弥彦発東三条行の「弥彦二年参り号」を運転。1月1~3日には新発田駅から弥彦駅まで乗換えなしの普通列車「弥彦新春初詣」(新発田~吉田間は定期列車)も運転される。

「ばんえつ物語」客車で「DLクリスマストレイン」運転

新潟支社管内では「きらきらうえつ」の他にも、世界最速の芸術鑑賞「現美新幹線」、お酒を楽しむリゾート列車「越乃Shu*Kura」をはじめ、臨時列車を多数運転。クリスマスシーズン前の12月8・9日には、「オコジョルーム」や展望車を備えた「ばんえつ物語」の12系客車(7両編成)をディーゼル機関車DE10形が牽引する臨時列車の快速「DLクリスマストレイン」(全車指定席)が運転される。両日とも往路は新津駅10時5分発・会津若松駅13時35分着、復路は会津若松駅15時25分発・新津駅18時40分着となる。

新潟~酒田間では12月1・2日、トロッコ風車両「風っこ」編成を使用した快速「風っこ日本海ストーブ号」(全車指定席)を運転。12月15・16日には「新潟県・庄内エリア プレデスティネーションキャンペーン」に合わせ、「リゾートしらかみ」の「青池」編成を使用した臨時列車の快速「リゾート美食旅(ガストロノミー)」が運転される。両列車とも下りは新潟駅9時19分発・酒田駅12時46分着、上りは酒田駅14時20分発・新潟駅17時30分着となる。