落語家の三遊亭円楽が、16日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)に生出演した。円楽は先月に初期の肺がんであることを公表し、5日の手術後、12日に高座で仕事復帰。同番組が仕事復帰後初めてのメディア出演となった。

伊集院光

伊集院光

パーソナリティの伊集院光が、落語家時代に弟子だったこともあり、今回の出演が実現。円楽が「伊集院が珍しく家と病室に顔出したんですよ。ラジオに出てくれというオファーでした。あいつは本当にネタになるなと思ったら食いつきてきますね。昔からそういうヤツでした」とコメントすると、伊集院は恐縮しきりの様子だった。

円楽は「今回は伊集院だから、しょうがないから来たの。いろんなオファーがあったんですけど、全部断ったの。TBSの伊集院だけ出てやろうということで」とも話した。

ガンは毎年行っている検査で発覚したといい、告知されたときの心境を「ショックはショックだよ。"ガーン"しかないよ。『俺にも来たか』だよね」と明かした。

また伊集院について、「大沢悠里さん(『ゆうゆうワイド』)の後に伊集院がやるって来たときに"適材適所"という言葉がフッと浮かんだもん」と褒める場面も。

対する伊集院も「面と向かって褒められたので、褒め返しますけど、師匠のとこで育って良かったと思うのは…」と切り出し、落語家時代に「『ここの3分間ギャグが入ってないところに、若手は自分のギャグを足したがるけど、3分10秒後のこのギャグまで笑いに飢えさせるために、ここになにか入れちゃいけない』って授業みたいな人なの」と、しっかりと理論を教えてくれる師匠だったことを明かしていた。