ソフトブレーン・フィールドは9月28日、「働く女性の仕事と介護の両立に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は9月11~18日、有効回答は20代以上の働いている女性745人。

介護離職の経験者は55.9%

  • あなたが介護を担うことになった場合、仕事と介護を両立させたいと思いますか?

介護を担うことになった場合、仕事と介護を両立させたいか尋ねると、「両立したいと思う」が64.8%を占めた。

現在、親の介護を担っている人・親の介護を担った経験がある人を対象に、介護が理由で変化したことを問うと、「プライベートの時間」が74.1%、「生活リズム・スタイル」が62.4%、「仕事」が52.4%との結果に。また介護が理由で、「自分自身が離職の経験がある」人は55.9%、「自分自身が離職の予定である」人は22.4%となった。

現在、介護が必要な親はいない人のうち、今後、親の介護が必要となった場合に、「不安を感じる」と答えた人は91.2%に上った。

仕事と介護を両立し継続的に働くために必要なことは、「働きながら介護をする人に対する企業側の理解や制度」が63.0%で最多。次いで「医療と介護の連携」が58.8%、「地域行政と医療施設・介護施設の連携」が46.7%となった。

2018年4月に実施された介護や医療費に関する制度改正の認知度をみると、「70歳以上の医療費自己負担上限額の引き上げ」が31.1%、「介護サービス費自己負担割合の引き上げ」が25.8%、「65歳以上の介護保険料の改正」が20.9%。一方、「どれも知らない・聞いたことがない」という人は過半数の54.8%を占めた。