歌手のUruが、女優・有村架純が主演を務める10月期のTBS火曜ドラマ『中学聖日記』(毎週火曜22:00~)の主題歌「プロローグ」を書き下ろしたことが11日、わかった。

  • Uru

    『中学聖日記』の主題歌を担当するUru

同ドラマは、女性向け漫画雑誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載中のフランス在住の漫画家・かわかみじゅんこによる同名漫画が原作。舞台は片田舎の中学校。自分を大切に想ってくれる年上の婚約者がいながらも、勤務先の学校で出会った不思議な魅力を持つ10歳年下の中学生・黒岩晶(くろいわあきら)に心惹かれていく女教師・末永聖(すえながひじり)の“禁断の恋”を儚くも美しく描くヒューマンラブストーリーだ。主人公・末永聖を有村架純が演じ、晶役には新人の岡田健史が大抜てきされた。

主題歌を担当するUruは、本名、所在地、年齢などは明らかにされておらず、神秘的な存在。ドラマの主題歌を担当するのは、2017年10月期の金曜ドラマ『コウノドリ』の主題歌としてヒットを記録した「奇蹟」以来1年ぶり。自身が作曲を手掛ける曲がドラマの主題歌になるのは、今回が初めてで、有村架純主演作の主題歌を担当するのは、映画『夏美のホタル』(2016年)主題歌であり、Uruのデビュー曲「星の中の君」以来2度目となる。

主題歌「プロローグ」はドラマのために書き下ろされた楽曲で、作詞・作曲をUruが、編曲をデビュー以来Uruのヒット作のアレンジを手掛けてきたトオミヨウが担当。デビュー以来、暮らしの中の喜びや優しさといった心の機微や、生きることの尊さ、儚さを歌ってきたUruだが、この楽曲は恋の始まりに揺れ動く気持ちへの戸惑いや、叶うかどうかも分からないまま募っていくヒリヒリとした恋心を描くバラードで、Uruにとって新境地と呼べる楽曲になっている。この楽曲は12月5日にシングルとしてリリースされることも決定した。

Uruは「恋愛には色んな形があるし、当人同士にしかわからない感情だったり言葉だったりがあると思っています。心のままに素直に相手を想える恋愛もあれば、自分の気持ちにブレーキをかけてしまう苦しい恋愛もあって。この曲を作る時、『もしも私だったら』どうだろう・・・という所からはじまって、原作や脚本を読ませて頂いた時の胸の苦しさや痛みをヒントに制作しました。切なさや愛しさなど、一つ一つのシーンで物語に寄り添う曲になってくれたらうれしいです」と楽曲に込めた思いを説明。

主演の有村は「『中学聖日記』の世界の中で過ごしてきた時間や感情が、この曲を聴くだけで蘇ってきます。感情が掻き立てられるとは、こういうことなのかな、とも思うし、ドラマを見てくださる方へ、どうか届いてほしいと思います。Uruさんの優しくてとても儚い歌声が世界観にハマりにハマって、私は抜け出せません。作品とともにお楽しみ下さい」とコメント。プロデューサーの新井順子氏も「透明感のある声で儚さとともに力強さも表現できる方を求めていたところ、Uruさんの歌声を聞き、まさにこの声だ!と思いました。この曲を聴くたびに、切なさが溢れ思わず涙が出てしまうような、想像以上にドラマの世界観とマッチした曲になったと思っています」と太鼓判を押している。