企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」はこのほど、「マスコミ業界の働きやすい企業ランキング」の結果を明らかにした。

  • マスコミ業界の働きやすい企業ランキング

    マスコミ業界の働きやすい企業ランキング

同ランキングの対象は2016年4月1日~2018年3月31日、「キャリコネ」にユーザーから20件以上の評価があった企業。「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」など6項目の平均点から順位付けした。

1位は「リクルートホールディングス」となった。同社は2015年4月に働き方変革プロジェクトを立ち上げ、サテライトオフィス、ビジネスチャットなどを活用したリモートワークを2016年から全従業員を対象に本格導入。女性活躍推進にも注力しており、2018年4月時点での女性課長比率は28%であるという。

ユーザーからは「裁量は非常に大きいので、自分がやりたいと思ったことを上司に伝えれば、やらせてもらえる可能性は高い」(調査・分析20代後半 男性 年収600万円)、「(報酬に関して)目標数字を達成したか否かで自動的に決まるため、非常にわかりやすく、納得しやすい」(コンサルティング営業30代前半 女性 年収800万円)などの口コミが寄せられている。

2位は「ベネッセコーポレーション」だった。スーパーフレックス制度や、在宅勤務制度などを整備しているほか、労働時間の削減にも注力している。「コアタイムのないスーパーフレックスタイムのため、時間に縛られることなくプライベートも充実させながら仕事ができる」(編集30代後半 女性 年収750万円)という口コミがあった。

同じく2位には「NHK(日本放送協会)」がランクインした。業務上残業が多くなりがちな状況を打破するために、2017年12月に「NHKグループ働き方改革宣言」を発表。各種休暇制度や育児支援制度も充実させており、男性の育児参加などを促しているという。

ユーザーからは、「(残業・休日出勤の状況に関して)裁量労働制なのでその人の仕事の仕方による。休日も休めるし、早く帰ろうと思えば帰れる。全ては自分次第」(制作ディレクター30代前半 男性 年収900万円)という口コミが寄せられた。

4位は、法定を上回る出産・育児関連の休暇や短時間勤務制度などを用意している「朝日新聞社」、5位は「組織の重要な意思決定を、若手が行える機会がたくさんあることは非常に良い」というコメントがある「サイバーエージェント」、6位は「ドワンゴ」「J:COM」、8位は「アマゾンジャパン」、9位は「TSUTAYA」、10位は「凸版印刷」がランクインした。