日本中に衝撃を与えた事件を徹底検証し、未来への教訓を探るNHKスペシャルのシリーズ「未解決事件」。2日(21:00~21:49)に放送される「File.07」では、1995年に発生した「警察庁長官狙撃事件」を取り上げる。
事件が発生したのは、オウム真理教による地下鉄サリン事件から10日後。國松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区南千住の自宅マンションから出たところを何者かに撃たれ、全治1年6カ月という瀕死の重傷を負った。
犯人を特定できないまま、15年後に時効が成立。警視庁は「(犯人は検挙できなかったが)長官狙撃はオウム真理教のテロである」と前代未聞の会見をおこなった。事件はオウム真理教による犯行なのか、それとも……。未解決に終わった長官狙撃事件の真実、そして社会に突きつけるものとは。
警察の威信をかけた捜査は、なぜ犯人を特定するに至らなかったのか。NHKが独自に入手した一次資料と捜査関係者への徹底取材で、未解決に終わった事件の全貌に迫る。
なお、8日はドラマを通じて事件を描き、犯人を追う刑事役を國村隼、別の強盗事件で容疑者として浮かび上がる男役をイッセー尾形、警視総監役を小日向文世が演じる。