クロス・マーケティングは8月28日、「ふるさと納税に関する調査」の結果を発表した。調査期間は8月11~15日、有効回答は20~69歳の個人2,000人。
利用しない理由、「興味がない」が最多
ふるさと納税の認知度をみると、「内容を知っている」人は60.3%(概要のみ+詳しく知っている)で、「名称のみ聞いたことがある」の30.7%を含めると91.0%に上った。
ふるさと納税の利用有無を尋ねると、利用経験者は15.7%と判明。利用経験者・未経験者にそれぞれの理由を聞くと、利用理由は、「返礼品が魅力的」が83.5%と断トツに多く、次いで「節税になる」が55.8%、「地方活性化になる」が29.1%との結果に。他方、利用しない理由は、「興味がない」が26.5%、「申し込みの仕方がよくわからない」が25.8%、「確定申告が手間」が23.4%の順となった。
今後のふるさと納税の利用意向を利用経験別にみると、利用経験者の94.4%が「続けたい」と回答。一方、利用未経験者で「利用してみたい」と答えた人は33.5%にとどまった。続けたい理由では、「知らなかった地域を知ることができる」「地方への貢献と自分の実益」など利用して得られたことの影響が大きかったのに対し、続けたいと思わない・利用してみたいと思わない理由では、「収入が減少」「ほしいものがない」「面倒だと思う」などの理由が目立った。
寄附金用途の希望を聞くと、「災害復興・支援」が34.6%でトップ。以下、「保育・子育て支援」が32.7%、「自然・環境・景観保護」が32.3%と続いた。