DxO Labs

こちらも方法は『Core i9-7900XとCore i7-7820Xを試す - いち早く登場する10コアと8コアCPUのパフォーマンスを徹底検証』と同じだが、Performanceタブで同時処理枚数を4/8/16枚の3種類で試してみた。まずは16MpixelのE-M5の結果がこちら(グラフ9)。

  • 「Ryzen Threadripper 2」深層レビュー

    グラフ9

同時4枚だと、やはりThreadripperではコア数が多すぎるようで芳しい性能にはならないのだが、8枚にすると明確に性能の改善が見られる。不思議なのは、Ryzen Threadripper 2950XよりもRyzen Threadripper 1950Xのほうが性能がよいことだが、それでも30枚/分前後だから2秒で1枚。Ryzen Threadripper 2990WXでは41.7枚/分だから、1.5秒ほどで処理できる計算になる。

ところが同時16枚だと、全体に性能が下がるあたり(特にRyzen Threadripper 2990WX)、一番性能が出るのはRyzen Threadripper 1950X/2950Xで同時6枚くらい、Ryzen Threadripper 2990WXで12枚くらいなのかもしれない。

次は40MPixelのαIIでの結果(グラフ10)で、処理性能そのものは下がっているが、傾向は同じである(こちらではRyzen Threadripper 2950Xが1950Xを上回っている)。やはりRyzen Threadripper 1950X/2950Xで同時6枚くらいが妥当で、Ryzen Threadripper 2990WXで同時12枚程度だろうか。

  • 「Ryzen Threadripper 2」深層レビュー

    グラフ10

とはいえ、こうしたアプリケーションでは確実にRyzen Threadripper 2990WXが効果的なことがわかった。いや、Ryzen Threadripper 2950Xでもけっこうすごいのだが(同時8枚でほぼ4秒/枚で現像できる)。