Persistence of Vision Raytracer Pty. Ltd
先ほどPCMark 10でもPOV-Rayが行われていたが、こちらはPCMark用のカスタム版(テストするイメージがデフォルトの512×512pixelから256×256pixelに縮小されているほか、いくつかパラメータ変更がある)。デフォルト環境だと性能差があるかどうかの確認のために実施してみた。結果はグラフ7の通り。
Ryzen Threadripper 2990WXでは、こちらも堂々10000pps超えである。ちなみに512×512pixelのレンダリングの所要時間(All CPU)は、
・Ryzen 7 2700X:71.7sec
・Ryzen Threadripper 1950X:43.2sec
・Ryzen Threadripper 2950X:41.6sec
・Ryzen Threadripper 2990WX:26.1sec
となっており、先のグラフ4と比較すると比率的には大きく変わらない感じだ。
Ryzen Threadripper 2990WXは(Ryzen Threadripper 1950X/2950Xと比べて)コア数は倍といっても、アプリケーション性能では大体5割増になる程度ということか。もちろんマルチスレッド対応のアプリケーションでは、という前提付きだが。 Ryzen Threadripper 2950Xはまぁ妥当というか、バランスのよい結果になっていると思う。