2人目のライダー「ゲイツ」俳優は、夢が仮面ライダーになること

明光院ゲイツは、50年後からきた戦士で18歳。2068年、レジスタンスとして魔王と戦っていたが、苦戦を強いられ、魔王が覚醒する前に倒すためソウゴの命を奪おうと2018年の世界へ現れる。しかし、同じ世界からやってきたツクヨミに「ソウゴが本当に魔王になるのか見届ける必要がある」と説得され、しぶしぶ承諾。ツクヨミとともにソウゴが住む「クジゴジ堂」の2階で生活することになる。

ゲイツを演じる押田岳は、2016年度「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリを受賞し、さまざまなジャンルで活躍中の21歳。『ジオウ』出演が決まって押田は、「歴史のあるライダー作品に関われると知った時は、とても驚きました。僕はオーディションを受ける前から、"仮面ライダーになる"ことを夢にしていて、これからの自分の目標をまとめた"未来設計図"に『今年は仮面ライダーになる!』としっかり書いていたんです。ですので、報告を受けた時はこれでその第一歩を踏み出すことができると思いました」と、力強く語った。さらにMCから「"未来設計図"でこれからの目標は?」と聞かれると、「大きなことを言いますが、アカデミー賞とか取れたらいいなと思っています」と、野望を語っていた。

押田が演じるゲイツは、"未来からやってきた"少年であることから、役作りをする際にも「ゲイツの過去や、これから歩もうとする考えを自分で妄想しながらキャラを固めていきました。それに加えて、自分と近いところと遠いところを分けて、遠いところは自分を寄せる、近いところはそこをしっかり表現できるようにしていくというところを意識しました」とコメント。なお、押田の好きなライダーは『仮面ライダー剣』の仮面ライダーカリス。これについて押田は、「僕の今回の役と似ているところもあるので、そこも見ていただけたらなと思っています」と語っていた。奥野によると現場では「がくくん」と呼ばれており、「真面目で真っすぐでピュア」だという。会見でも、そうした雰囲気を十分に感じることができた。

ゲイツが変身する仮面ライダーゲイツは、「ゲイツライドウォッチ」で変身するもう一人のライダー。赤いボディーで、マスクには「らいだー」の文字がデザインされている。押田は自身が変身するライダーのビジュアルについて、「インパクトがあったんですけど、顔に『らいだー』って描いちゃうくらい、この20作の平成ライダーの愛がつまったビジュアルだなというふうに感じています。ジオウと並んで立った時に、ゲイツは未来からきた"戦士"なので、"戦士"としてのカッコよさもある。(人気が出るように)中身のキャラクターもしっかり作っていきたいと思っています」と語った。変身ポーズについては、「アクション監督と一緒に練習しました。最初は変身の振り付けを渡されるんですけど、あとはキャラと自分を入れて味付けしていく感じです」と説明した。