フィギュアスケートの羽生結弦選手が、日本テレビ系大型特番『24時間テレビ41』(8月25~26日)で、仙台でのアイスショーを行うことが決定した。一般公開はしない。
羽生選手は、ふるさとから東日本大震災による原発事故のために避難を余儀なくされていた福島県楢葉町の裁縫教室の人たちを3年前に訪れたが、今回再び、五輪連覇の報告を込めてサプライズ訪問。そんな楢葉町の人たちを招待して、自身のふるさと・仙台でアイスショーを開催する。
ここでは、震災を経験しながら羽生選手に憧れてスケートを始めた仙台の子供たちによるアイスショーも開催。世界中を回る「ディズニー・オン・アイス」から、ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィーが駆けつけ、日夜練習に励む子供たちもとディズニーの仲間たちによる希望あふれるアイスショーと、羽生選手との2本立てで構成される。
今年の『24時間テレビ』のテーマは「人生を変えてくれた人」だが、羽生選手は「ふるさと仙台のリンクが人生を変えてくれた場所かなと思っています。このリンクが自分の家の近くになければ、スケートをやることはありませんでしたし、スケートをやらなかった人生は一番考えられないと思っています」と紹介。
自身にとっての“ふるさと”とは「やっぱり自分の心が落ち着く場所であったり、自分が一番知っている場所という感じがしました」といい、「楢葉町の皆さんと色々お話をさせていただいて、楢葉のことをすごく知っていらっしゃるんだな、と改めて感じました。そんな楢葉の皆さんのふるさとに対して、僕らは外からいろんなことを言ったり、いろんなことを支援させていただいたり、ずっと考えてきましたけど、やはり知らなければいけないことを知りきれていないと思いました」と話した。
また、平昌五輪後に多くの人たちの笑顔を見て「オリンピックで演技した時もすごい思いましたけど、一人で滑っている訳じゃないんだなと、やはり皆さんの想いが自分の体につまっていて、何千人何万人っていう方々の想いが自分の体を動かしているんだなと、作っているんだなと言う風に感じました」と、勇気づけられたことを語っている。