お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、17年に発売した著書『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA)で第3回「斎藤茂太賞」(一般社団法人日本旅行作家協会主催)を受賞し、26日に都内で行われた授賞式に出席した。

若林正恭

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若林は「書いてるときにはこんな賞をいただけるとは全然思ってなくて。今の時代は『正論』が強いと思っていて、グレーなことをグレーなまま書いて伝わるかなと思ったんですが、こうやって選んでいただいて、本当に書いて良かったなと思います」と喜びの表情を浮かべた。

また「ピュアな視点、ものの考え方」が高評価の対象となったことにも触れ、「僕、今年39歳でピュアと言われていいのかな」としつつも、「子どもの頃から余計なこと考えるなとか、面倒くさいこと考えるなとか、周りの人に言われてきたので、この歳になってものの考え方を褒めてくれる人がいるんだとうれしかったですね。斎藤茂太先生とか、審査員のみなさんとか、親父とかに『この考え方のままでいけ』と言ってくれたような気がして、すごくうれしかったです」としみじみ。

さらに「お笑いと違って、本はダイレクトな反応がないので、こうやって賞をいただいたら書いてきて良かったなと思うし、これからも細々と書いていこうかなと思います」と今後の執筆活動にも意欲を見せた。

そして、故・斎藤茂太さんの長男・斎藤茂一氏が、「オードリーの春日(俊彰)さんはあんまり好きじゃない」とコメントしたことを受けて、「春日という男は海外ロケに結構行くんですね。アフリカの部族とかヨーロッパとか、何十カ国行ってるんだろうなというくらい。旅には行ってるんで、これを機に好きになってほしいと、相方としてはちょっと思います」と春日を気遣う場面も。

授賞式の最後には、司会者から「最後にひと笑いを」とまさかの無茶ぶり。若林は「こういうとき春日がいないと困りますね」と苦笑いを浮かべていた。

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