近鉄リテーリングと近畿日本鉄道はこのほど、伊勢志摩など近鉄沿線への旅の出発点であるとともに、観光需要の高まる大阪「ミナミ」の玄関口である大阪難波駅のターミナル駅としての機能向上のため、駅ナカ商業施設「Time’s Place 難波」および駅施設(旅客トイレ)をリニューアルすると発表した。リニューアル工事は2018年7月から開始し、2019年7月までに順次オープンする予定となっている。
駅ナカ商業施設「Time’s Place 難波」のリニューアルでは、「ごちぶらナンバ」をコンセプトとして、1人でもぶらりと気軽に立ち寄って楽しめる、食いだおれの街「ミナミ」ならではの「食」のエンターテイメントゾーンを創造する。飲食はスタンディングやカウンター形式を中心に、ビアバル、寿司、洋食などをそろえ、飲食店舗を中心とした9店舗の新規出店に加え、既存店舗もリニューアルする。
各店舗のオープン予定時期は、カレー店舗「船場カリーplus」(移転・改装)が2018年8月末頃、スイーツ店舗「GOKOKU」(改装)が同年9月末頃、和菓子店舗が同年11月頃、寿司店舗、串カツ店舗、洋食店舗、うどん店舗が2019年2月頃、惣菜店舗、ラーメン店舗、バル店舗、ビアバル店舗、カフェ店舗「カフェチャオプレッソ」(移転・改装)が同年夏頃となっている。
駅施設のリニューアルでは、駅の東西2カ所にあるトイレを中央の1カ所に移転・統合する。大阪難波駅はインバウンド観光客の利用も多く、さまざまな利用者の多様なニーズに応えるべく、段差のない広々とした空間づくりや、パウダーコーナーの大幅拡充をはじめとした整備を行うことで、大阪難波駅にふさわしい、利用者にとって最も使いやすいトイレをめざす。工事期間は2018年7月から2019年1月末までを予定している。