ランチタイムには、いつも会社の近くや出先でラーメンを食べるという人は少なくないだろう。もしかしたら、毎日ラーメンなんている場合もあるかもしれない。そんな人は、食べたことがない新鮮な味のラーメンに飢えているのでは? そんなラーメンファンに朗報。大阪・福島の人気ラーメン店「サバ6製麺所」が、東京一号店として6月13日に成城学園前オープンしたのだ。いったいどんなラーメンなんだろう? 早速食べに行ってみた。

  • 人通りの多い駅周辺の店の中でも目立つ看板

大阪の人気店が東京初上陸

「サバ6製麺所」は、『サバの旨みをラーメンで味わう』をコンセプトにした、大阪発祥のラーメン店。1号店が「天神橋筋六丁目」にあったことが、店名の由来となっているそうだ。大阪では人気が高く広く評判を呼んでおり、この度満を持しての東京初出店となる。店舗は小田急線成城学園前の中央改札口を出て徒歩3分ほど、地域住民が頻繁に行き来する「砧総合支所前」交差点のすぐ近くの場所にある。「サバ6製麺所」という看板は周囲の中にあってもとても目立っているから、すぐにわかるはず。

  • 店内はカウンターとテーブル席で全19席設けられている

カウンターを中心に、2人がけのテーブルを含め全部で18席設けられている店内は、とても明るくて居心地の良い雰囲気。店頭の食券を買うスタイルだ。やきめしや天津飯、玉子かけごはん等、ラーメンとのセットメニューもあり。今回は、「サバ醤油そば+サバ寿司(2貫)」(税込み1,050円)を注文してみた。

サバ×ラーメンのお味は?

まずは、ラーメンが到着する前にサバ寿司がやってきた。小ぶりなサバ寿司が2貫、ひとくちでパクッ。脂の乗ったサバの身が酢で引き立てられていて、ラーメンが着丼する前に食べることで食欲が増す効果もあり。

  • 「サバ寿司」を食べつつラーメンがくるのを待つ

  • 軽い食感で何貫でもいけちゃいそうなサバ寿司

そうこうしているうちに、やってきました「サバ醤油そば」。濃い醤油の色と油膜が張ったスープをひとくち啜ると、ざらついた魚粉とサバ油が舌にまとわりつく感じ。鶏の胴ガラ、手羽ガラからとったスープに、鹿児島産甘露醤油、愛知県産濃厚底引きたまり醤油などをブレンドしてサバ油と合わせているという。醤油の風味と甘味、コク深さでインパクトあり。

  • ほのかに匂い立つサバの香りが食欲をそそる

サバの香りが強烈に主張しているわけではなく、とてもよいバランスで調和しているから、まったくしつこくない。最終的には飲み干してしまったほどの美味しさだった。

  • サバ油がスープの上面に油膜を張っていた

  • 魚粉のざらつき感が舌にまとわりつく感じがたまらない

麺は少し四角張った中太麺で、スープの中からサバ油と魚粉を持ち上げてくるコシの強さで食べ応え十分。3枚乗った豚肩ロース肉のチャーシューは、しっとりした食感で、上品な肉の旨味を感じさせるもの。スープと麺の世界とはまた違った料理のようでいて、しっかり馴染んでいるのだから流石。

  • スープがよく絡む中太ストレート麺はもっちりと食べ応えあり

  • 上品な味わいの豚ロース肉のチャーシュー

サバの香りをほのかに感じつつ、豪快にワシワシと食べ進めたくなる一杯だった。とても満足感は高く後味も良いから、即座に「また食べたい」と思った。このクセになる感じが、リピーターを生んでいるのだな、と実感。

  • セットメニューが豊富なのがうれしい

メニューには、「つけ麺」や、サバ油抜きで醤油ベースの「中華そば」もあり。でも、せっかくだから、まずはサバの香りや味を芳醇に堪能することができる「サバ醤油そば」を食べてみてほしい。新しいラーメンとの出会いを求めているビジネスマンに、是非経験してほしい味だ。

●information
「『サバ6製麺所』成城学園前店」
東京都世田谷区成城6-12-8
03-5787-7661
営業時間:11時~翌1時(LO24時30分)
定休日:なし