ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク ベネッセ教育総合研究所は6月20日、東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)と共同で実施した「乳幼児の生活と育ちに関する調査 2017」の結果を発表した。

子どもは何時に寝て起きる?

  • 「お子様は平日、何時頃に起きますか」

    「お子様は平日、何時頃に起きますか」

子どもが平日何時頃に起きるか聞いたところ、低月齢(0歳6カ月~0歳9カ月)では「6時頃」「6時半頃」「7時頃」が1割台ずつであり、分布の中心となる時間帯がみられない。高月齢(1歳2カ月~1歳5カ月)になると「6時半頃」が24.1%となり、ゆるやかに分布の中心をなしている。

何時頃に寝るか聞いたところ、就寝は「21時頃」をピークにしたゆるやかな分布となった。

  • 「お子様は平日の夜、何時頃に寝ますか」

    「お子様は平日の夜、何時頃に寝ますか」

働く父親の労働時間は?

就労している父親の週あたりの労働時間は35.2%が「40~50時間未満」、29.1%が「50~60時間未満」であり、23.4%は「60時間以上」だった。帰宅時刻は、19時台が21.3%と最も多いが、21時台以降も30.8%いる。

  • 「父親の週あたりの労働時間」「仕事がある日の父親の帰宅時刻」

    「父親の週あたりの労働時間」「仕事がある日の父親の帰宅時刻」

職場環境については、「定時で帰りやすい雰囲気がある」と答えた父親は42.6%と半数に満たない。また「子どものことで休みをとったり、早退したりしやすい」、「部下が子育てに時間を割くことに、上司は理解がある」はいずれも約6割だった。

  • 「父親の職場環境」

    「父親の職場環境」

調査は2017年9月~10月、0歳6か月から1歳5か月の子どもをもつ母親2,975人、父親2,624人を対象に郵送で行われた。