ヒップスターゲートは6月20日、2018年度新入社員の就労意識調査の結果を発表した。調査は4月3日~5月15日、同社が提供する新入社員研修の受講者1,672人を対象に行われた。

「会社に対して望むこと」を聞くと、1位「人間関係が良好」(61.3%)、2位「希望の職種、勤務地(海外を含む)」(20.8%)、3位「定期的な昇給・昇格」(7.7%)、4位「残業が少ない、あるいは無い」(5.0%)、5位「充実した教育、研修体系」(3.7%)となった。

「上司に対して望むこと」では、1位「親しみやすさ」(34.9%)、2位「丁寧な指導」(23.8%)、3位「公平な評価、平等性」(22.5%)、4位「部下の意見やアイデアを尊重」(10.3%)、5位「リーダーシップ」(7.8%)という結果に。

出世について聞いた質問では、「とくにこだわりはない」が51.9%と過半数に。働き方については、1位「余暇やプライベートも充実させたい」(50.3%)、2位「仕事に打ち込みキャリアアップを図りたい」(18.8%)、3位「安定した環境でできるだけ長く勤めたい」(12.5%)、4位「適性がないと感じたら無理せず、転職も考える」(9.6%)、5位「副業、独立に興味関心がある」(8.3%)となった。

社会人になって期待していることを聞いたところ、1位「自己成長ができる」(31.8%)、2位「様々な人との出会い」(27.5%)、3位「経済的に自立できる」(19.3%)、4位「会社や人の役に立てる」(18.5%)、5位「特に期待することはない」(1.4%)と続いた。

調査では、2018年度新入社員の傾向を、「会社は、余暇・プライベートを充実させる手段として存在し、個人の生活とは明確に区別されている」「会社や上司先輩には親しみやすさや丁寧な指導を求めていて、仕事自体のやりがいよりもその優先順位は高い」「コミュニケーション力が高い一方で、思考の展開や深掘りを避ける傾向が強く、深淵な絆の構築は苦手である」とまとめている。

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