俳優の金子ノブアキが主演するフジテレビの単発ドラマ『名探偵コジン～突然コマーシャルドラマ～』が、20日(24:30～25:30)に放送。本編の中にCMを融合させるという新たな手法を使ったドラマが誕生する。
金子ノブアキ=フジテレビ提供
このドラマは、金子演じる探偵・萩原礼一が、事件の被害者になってしまうストーリー。萩原が一目ぼれする美人フードコーディネーター・間宮紗良役で佐津川愛美、萩原がタッグを組むことになるキーパーソン・神山結子役で北香那も出演する。
そんな同ドラマの特徴は、広告と融合することでメインコンテンツの魅力をアップさせるという新しい広告手法「アドフュージョン」。ドラマ本編の中に「広告」＝「CM部分」を組み込んでしまうという演出でストーリーを作成し、テレビ画面から一瞬たりとも目が話せない展開となる。
ストーリーテラーとして滝藤賢一が番組内の随所に登場し、ドラマの見どころや広告の楽しみ方などを視聴者に紹介。今回の提供スポンサーは、サントリーホールディングス、エクスコムグローバル、LINEの3社で、どのような形で組み込まれるのか、注目だ。
金子は「今までにない形のドラマで、“面白いこと考えたな”と思いました。参加できて、自分自身の経験としても面白いなと思いましたね」と感想。作品内容については「相手から見えない幽霊の役というのもユニークでしたし、ふざけた部分があったり、真面目なトーンになったり“全部のせ”という感じで、今まで演じたことのない役でした。腰を据えた作品というよりも実験的な部分も多い作品だと思ったので、そういう空気感もちゃんと伝わればいいなと思いました」と話している。
滝藤も「なんて画期的な手法なんだ!」「何かとんでもない、革新的なことが起こりそうで怖いです(笑)」と期待。「そして私は、『世にも奇妙な物語』のタモリさんポジション? 撮影はあっという間に終わりましたが、プレッシャーに押し潰されました…」と振り返った。
今回の取り組みの構想・トータルデザインを務めるのは、『めちゃ×2イケてるッ!』で「ガリタさん」としても活躍した、元同番組プロデューサーの明松功氏(フジテレビ営業局)。「前例のない試みだけに、準備段階が大変でした。スポンサーが決まらない→脚本が上がらない→キャスティングが進まない→スポンサーが決まらない→脚本が上がらない→まさに負のスパイラル。各所に“たとえば”という便利な言葉を多用しながら我々の熱意だけは伝えさせていただく日々が続きました。そんな紆余(うよ)曲折があったので、今回ご賛同いただけたスポンサー・出演者・制作スタッフの皆様には心より感謝しております」とコメントしている。
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佐津川愛美
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北香那
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滝藤賢一
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