俳優の田中圭が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ』(毎週土曜23:15~)がこのほど、クランクアップを迎えた。最終話は、6月2日に放送される。
最初に撮影を終えたのはヒロイン・吉田鋼太郎に、眞島秀和、金子大地、伊藤修子ら「天空不動産」のメンバー。眞島は「お祭りが終わるみたいで寂しいです。続編があったらいいなって思います」、金子は「カッコいい先輩方と一緒にお芝居ができて、すごくうれしかったです。これからも成長した姿を見せられるように頑張ります!」、伊藤は「ストレスなく、撮影の日々を過ごすことができました」と、感慨深げにあいさつした。
そして、田中が吉田に花束を贈ったのだが、その田中がたまらず号泣。田中は「オールアップで泣いたのは『WATER BOYS』(2003年)以来。しかも、人のクランクアップで泣いたのは初めて…」といい、吉田はそんな田中を劇中さながらの愛おしそうな表情で見つめていた。
吉田からは「ヒロイン役ということで最初は、非常に責任重大だと思いました。僕が何か間違った演技をしてしまうと、とんでもなく変なドラマになる可能性があるな、と感じたからです。でも実際に撮影が始まったら、圭を愛していれば問題ない、と気づいた! 家で考えてきた演技プランも、この現場に来るとほぼ通用せず、ただただ圭に引き出してもらった芝居をずっとやっていたような気がします」と感謝の言葉が。大先輩の賛辞に、田中は胸を熱くしていた。
その数時間後にクランクアップを迎えたのは林遣都。「この撮影チームの雰囲気が大好きで、毎日帰りたくなくて…。こういう経験はこの先もなかなかないだろうなって思っていました」と切り出し、「圭くんと出会えて本当によかった」とあいさつ。「圭くんと2人で、こういう難しい話だからこそ…」と続けようとしたが、感極まって涙をこらえきれなくなり、林は絞り出すように「休みの日もなるべく一緒に過ごすようにしました。だからこそ、役にちゃんと気持ちを入れることができました。感謝、感謝…本当に感謝しています」と思いを語った。
それからさらに数時間後、ついに田中がクランクアップ。「言いたいことが多すぎて…」と切り出し、息を整えて「すごく、すごく幸せな環境でお芝居をさせていただいているな、と毎日感謝しながら過ごすことができました。本当に幸せな時間でした」と振り返った。
また、「最初の方は不安もあったんですけど、信頼できるキャストやスタッフの皆さんと現場を重ねていくうちに、『どうにかなるんじゃないか』と。第1話を見て、それは確信に変わりました。今振り返ると撮影はあっという間でしたけど、みんなでよりよいものを目指しているんだなって、強く感じる日々でした」と回想。「みんなのことが好きすぎて、みんなが優秀すぎて…! こんな現場に本当に感謝しかありません。みんな大好きです!」と、思いを爆発させていた。