さていよいよ、ここからはトップ10のランキングです。いずれも日常的に行なっているさりげない仕草ですが、シチュエーションによっては女性のハートを射抜く鋭さも秘めているようです。

10位「顔をのぞき込んでくる」

「油断しているところに急接近されると、ドキッとします」(千葉県、その他・専業主婦等)、「身長の高い男性にのぞき込まれるのが好き」(奈良県、事務・企画・経営関連)など、普段は存在しない視界内に急に男性の顔が現れると、女性はドキッとときめいてしまうようです。

ただし、むやみに急接近してはダメ。女性に強烈な印象を与えがちな仕草ですから、さわやかで優しさがにじみ出る笑顔が鉄則です。威圧的な表情や下心がありそうな雰囲気は厳禁と考えましょう。

9位「真面目な顔から笑顔になる」

男女問わず、笑顔の人気は高いのですが、このシーンは表情の変化が胸キュンポイント。「表情が変わる瞬間って、いいなと思う」(東京都、事務・企画・経営関連)という意見に見られるように、女性は表情の変化から、男性の心を繊細に感じ取っているようです。

なにより、女性は「特別」が好きなもの。真面目な顔をしている男性が、女性を見つけてニコッと笑顔に変わってくれると、女性はその笑顔を特別な笑顔だと感じるのかもしれません。

8位「ネクタイを締める」

ネクタイは男の正装。スーツ姿はもちろん女性に人気がありますが、なかでもネクタイについては、群を抜いて「好き」が続出。「ネクタイを締めるときの、あの『キュッ!』とする瞬間にドキッとします」(愛知県、その他・専業主婦等)のように、仕事モードに移り変わる瞬間に、女性はトキメくようです。

また、手慣れた感じでネクタイを結べるかも重要。話をしながらや、他の用事をこなしながら、結ぶ動作が身体に染み着いているかのごとくスムーズに結べるよう、練習を重ねておきましょう。

7位「腕まくりする」

18位の「キーボードを打つ仕草」でも登場しましたが、腕をまくりをする男性の姿に、女性はトキメキを感じるようです。

ここで重要なのは、服の袖ではなく、腕そのもの。「骨張った手を見ると、女性との違いを感じます」(埼玉県、その他・専業主婦等)、「腕に浮き出た血管がいい!」(兵庫県、その他・専業主婦等)、「腕の筋肉が男らしくてドキッとする」(広島県、事務・企画・経営関連)など、男を感じさせる腕があらわになるからこそ、ハッとするわけです。今日から頑張って鍛えましょう。

6位「ネクタイをゆるめる」

第8位とはネクタイつながりになりますが、こちらはアフター5や帰宅時に、ビジネスモードからプライベートモードへと変身する瞬間です。「ネクタイをゆるめる仕草は惚れ直します」(沖縄県、専門サービス関連)など、仕事人間のイメージが強い男性にこれをやられると、思わずキュンとする女性も多そうです。

もちろん、ただゆるめればいい、とは考えないでください。緊張がリラックスに変わるからこそキュンと来るのであって、その後がだらしなく見えてしまっては元も子もありません。ネクタイに続いてワイシャツのボタンを外し、おしぼりで顔と首を拭く、などのさわやかさからかけ離れた流れは完全にアウトです。

5位「笑顔でおはようと挨拶する」

第9位に続き、ここにも笑顔がランクイン。「笑顔はいちばん大切。くしゃっとした笑顔も、ニコッとした笑顔もいいです」(沖縄県、販売・サービス関連)、「笑顔を見せてくれると、こちらも元気になれます」(滋賀県、事務・企画・経営関連)など、何をおいてもまず笑顔! という人は多いようです。

さわやかで明るい「おはよう」も重要。ショボくれた男性や根暗な男性が好きな女性は少数派ですし、ましてや挨拶をしないなんて男性はもってのほか。一度でも、社会人としての常識がない奴だと見なされたら、再浮上はほぼ困難でしょう。

4位「はにかんで笑う」

「はにかみ笑いは、なんとなくかわいく見えてよい」(栃木県、その他・専業主婦等)、「かわいいから好き」(東京都、その他・専業主婦等)など、笑顔の中でも圧倒的に「かわいさ押し」なのが、はにかんだ笑顔です。鬼も裸足で逃げ出すような、怖いルックスの男性でも、はにかみ笑顔ひとつで萌えキャラになれます。

笑顔とは本当に不思議なもので、ほんのわずかの笑い方の差で、さまざまな気持ちを伝えられます。卑屈な笑顔や相手をバカにした笑顔、ずる賢そうな笑顔など、好感度とは相容れない笑顔もありますから、とにかく笑ってればいいんだ、と手を抜いてはいけません。

表情の研究者によると、鏡を見ながら笑顔の練習をすることで、自然に表情豊かに笑えるようになるそうです。自分の笑顔が他人にどう見えているのかは、自分ではわかりませんから、笑顔の練習はぜひチャレンジしておきましょう。仕事相手に与える印象も、いい方向に変わるはずです。

女性がきらいな男性の仕草って? ●●のない人はやはりきらわれる

トップ3をご紹介する前に、ここで女性がきらいな男性の仕草も見てみましょう。以下がランキングです。

Q.あなたがきらいな男性の仕草を以下の選択肢から選んでください【複数選択可】

 

1位「つばを吐く」 69.4%
2位「タバコのポイ捨て」 66.6%
3位「人をばかにする」 64.4%
4位「乱暴な仕草」 55.1%
5位「乱暴な言葉を使う」 53.5%
6位「貧乏ゆすり」 50.9%
7位「爪を噛む」 47.3%
7位「やたらと女性に触る」 47.3%
7位「自慢話をする」 47.3%
10位「女性を置いてどんどん歩いて行く」 41.4%
11位「やたらと鏡や窓に映った自分を気にする」 40.0%
12位「やたらと自分の髪を触る」 31.4%
13位「タバコをくわえる」 28.2%
14位「爪楊枝を使う」 23.3%
15位「きらいな男性の仕草はない」 2.8%
16位「その他」 0.8%
 

 

1〜3位となった「つばを吐く」「タバコのポイ捨て」「人をばかにする」は、いずれも6割以上の票を集めています。ただ、これらは仕草というよりむしろ、「常識を欠いた行為」としてきらわれているのでしょう。身近にこんな人がいたら男女問わずに軽蔑の対象ですし、場合によってはすっぱりと関係を断ちたいくらいです。

4位「乱暴な仕草」や5位「乱暴な言葉を使う」はもしかしたら、これが男らしいと勘違いしている人も中にはいるのかもしれませんが、思いの外、女性からは評判が悪いことを知っておくべきでしょう。7位の「爪を噛む」「自慢話をする」は、癖になっているのではあれば意識して改めるようにした方がよさそうです。同じく7位の「やたらと女性に触る」は、今のご時世、ほんとうに気をつけたい。ひょっとすると、きらわれるどころではない事態に発展してしまう可能性だってあります。

これらの女性がきらいな仕草を改めるだけで、好感度がぐっと向上するかもしれません。好かれる仕草が無意識のものだとしたら、これらは意識して改善することが可能です。好かれる仕草を採り入れ、きらわれる仕草をしない、この両面作戦で、効率的にモテ男なれるかも!?

デートで彼の行動にガッカリしたアンケートもご参考までに。