マイナビは5月8日、2019年卒業予定の全国の大学生・大学院生(調査時点)を対象とした、2018年4月末時点の「2019年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。

進捗の早さが鮮明に

2018年4月末時点の内々定率は前月比23.7ポイント増の33.2%と大幅に上昇し、前年同月比でも10.2ポイント増加した。広報活動解禁が3月となってから過去最高の内々定率で、進捗の早さが鮮明となっている。

  • 内々定率 年度比較(全体)

文理男女別にみると、理系男子が44.0%(前月比33.3ポイント増、前年同月比15.6ポイント増)と早くも4割を突破し、最も高い結果となった。

1人当たりの平均内々定保有社数は前月比0.2社増の1.5社(前年同月比0.1社増)に上昇。一方、未内々定者を含めた活動を継続する学生の割合は89.4%と依然として高かった。

売り手市場の中、企業の動きは年々早まっているが、学生は内々定を保持しながら活動を続け、最終的な判断はこれからと見られる。

調査期間は2018年4月25~30日、調査対象は2019年3月卒業見込みの全国大学4年生・大学院2年生、有効回答は7,732人(文系男子1,517人、文系女子3,454人、理系男子1,547人、理系女子1,214人)。