映画監督のスティーブン・スピルバーグが、最新作『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)を引っさげ約13年ぶりに来日し18日、東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場で開催されたジャパンプレミアに登場。スチール・ムービー150台と大勢の報道陣、そしてファン500人が駆けつけ、会場は熱気に包まれた。

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    スティーブン・スピルバーグ監督

同作は、夢が叶うVRワールド[オアシス]が舞台に、天才創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と、56兆円の莫大な財産をめぐる争奪戦を描いた物語。ガンダムやハローキティなど、日本を代表するポップカルチャーをはじめ、世界中の有名キャラクターや乗り物も登場する。

2005年の『宇宙戦争』以来、約13年ぶりに来日したスピルバーグは「コンバンハ!」と笑顔であいさつ。「私にとってパーソナルな映画なので自ら紹介したいと思いました」と伝え、「キャストが素晴らしい演技を見せてくれました。そして、日本のポップカルチャーがたくさん含まれているので、キャラクターやストーリーを楽しんでいただきたい」と映画の魅力をアピールした。

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主人公ウェイド役のタイ・シェリダンと、ヒロイン・サマンサ役のオリビア・クック、トシロウ役の森崎ウィンも参加。タイとオリビアは今回が初来日で、「みんながとても礼儀正しい」「とても美しい街」と印象を語った。そして、オリビアがランチに食べた寿司の感想を聞かれて「ビューティフル」と答えると、スピルバーグ監督がそっと耳打ち。監督の助言を受けてオリビアが「オイシイ!」と日本語を披露すると、会場から温かい笑いが起こった。

また、監督は「人々が礼儀正しく、お互いに敬意を払う。そして、皮肉が見受けられない」と日本の魅力を語り、「『レディ・プレイヤー1』は私が作った映画の中でも皮肉っぽくない映画で日本に合ってると思う」とアピール。さらに、「アニメに出会ってから日本のポップカルチャーに魅了されている。幼い頃に父に連れられて『ゴジラ』を見たのが最初の日本の映画。『ジュラシック・パーク』は完全にそれを基に作りました。『レディ・プレイヤー1』にはメカゴジラが登場しますが、オリジナルの曲を使わせていただいている」と日本愛あふれるコメントで日本のファンを喜ばせた。

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