5人組ダンスボーカルユニット・PrizmaXの森崎ウィン(25)が、スティーブン・スピルバーグ監督のSF映画『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』の主要キャストの一人に抜てきされたことが6日、明らかになった。撮影は6月から、海外で行われる。

森崎ウィン

アーネスト・クラインの同名小説を原作に、10代の若者たちがバーチャルな世界で大富豪の遺産を追う物語。スピルバーグ監督がメガホンを取り、主演のタイ・シェリダン、ヒロインのオリビア・クックらのキャスト陣が発表されていた。

しかし、タイ演じる主人公ウェイドの友人・ダイトー役のキャスティングは、"日英バイリンガル"という条件もあって難航。数カ月にわたって、世界中でオーディションが行われた。最終候補の中から、スピルバーグ監督自ら森崎を指名。森崎の撮影期間中、PrizmaXは黒川ティムがピンボーカルを務める4人体制でライブ活動を行っていく。

今回の大抜てきを受け、「僕の大きな夢、『ハリウッド映画デビュー』が叶ったことにうれしい気持ちでいっぱいです!」「今まで生きてきた中で一番の驚きです」と喜びを爆発させた森崎。「すべてが新しい経験ですが、この作品の中の"ダイトー"としてしっかりと作品に向き合っていきたいと思います」と意気込み、「自分にできることをすべて注ぎ込み、すばらしい作品をお届けできるように最後まで全力で撮影に臨みたいと思います」と気合をみなぎらせている。

森崎は1990年8月20日生まれ。中学2年生の時にスカウトされ、2008年にドラマ『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ系)で俳優デビュー。ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)シリーズ、映画『パレード』(10年)などに出演後、尾崎豊の追悼映画『シェリー』(14年)で初主演。2013年3月、PrizmaXとしてシングル「Mysterious Eyes/Go!」でCDデビューを果たした。