電子書籍レンタルサイト「Renta!」を運営するパピレスは16日、電子書店4社と連携して発起人となり、「日本電子書店連合」を発足させた。

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同連合は、パピレス、アムタス(「めちゃコミック」)、イーブックイニシアティブジャパン(「eBookJapan」)、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ(コミックシーモア)、ビーグリー(「まんが王国」)の5社が発起人に発足された。健全な市場の発展を目的とし、今後電子書店を展開する事業者に広く参加を呼びかけ、連携していくという。

インターネットやスマートフォンの進化に伴い、電子書籍市場は毎年2ケタの成長を続け、2017年には2001億円に達した(出版科学研究所調べ)。その8割を占めるのが電子コミックで、2017年のコミックス(単行本)の売上は紙を電子版が上回ったという。一方で、海賊版サイトをはじめとした様々な問題も起こっている。

これらの問題を解決するため、様々な対策が検討されている一方で、読者に対する正規版購入への理解と啓蒙活動が不可欠と判断。電子書店が率先して活動を行い、関係各所が連携して対策を進めていくという。