女優の天海祐希と俳優の沢村一樹がそれぞれ主演する、テレビ朝日系の2夜連続アガサ・クリスティ原作ドラマスペシャル『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』(3月24日21:00~23:10)、『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』(25日21:00~23:10)。

25日放送の沢村主演『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』では、映画界の大物女優が開いた豪華絢爛なパーティーで起きた1つの殺人事件の謎を、沢村演じる警視庁捜査一課の警部・相国寺が鮮やかに解き明かしていく。

ハリウッド版で主演のエリザベス・テイラーが演じた映画界の大物女優で、今作の綵まど香を演じるのは黒木瞳。そのまど香に興味を持ち、密着取材を続ける若きカメラマン・谷口小雨役として出演するのが、川口春奈だ。

そんな川口に、これまで出演する機会があまりなかったという本格ミステリー作品への思いや、主演の沢村への印象などを聞いた。

  • 川口春奈

    川口春奈 撮影:蔦野裕

テレビ朝日のドラマは初めて

――今回の役のお話を聞いたときの率直な感想をお聞かせください。

テレビ朝日さんでドラマをするのも初めてですし、がっつりミステリーな作品をやるのも、これまでなかなかありませんでした。本当にそうそうたる役者さんたちの中で演じることもあって、緊張といいますか、どんな感じなんだろうなと思って撮影に臨みましたね。

――確かに今作では、主演の沢村一樹さんをはじめ、黒木瞳さんや津川雅彦さんなどかなりの豪華キャストですよね。現場の雰囲気はいかがでしたか?

そうですね、撮影も早かったですし、あっという間に終わってしまったなというのが率直な印象です。ただ、沢村さんとは撮影でご一緒する機会が多かったですね。

――沢村さんと川口さんは、今回が初共演ですよね。沢村さんと共演しての印象をお聞かせください。

沢村さんとはお仕事をご一緒したことはなかったんですけど、お話しさせていただく機会はこれまでにもありました。そのときの印象とあんまり変わらずに、本当に明るくて、気さくな方ですね。

”寄り”の表情が独特

――先ほど、本格的なミステリー作品をやることがあまりなかったと話していましたが、実際に演じてみてどんな楽しさがありましたか?

川口春奈

今回はみんながみんな、自分の役も含めて、怪しく見えます。みんなの”寄り”の表情が本当にアガサ独特といいますか、ミステリー独特だなと感じましたね。いろんな作品をやらせてもらっていますけど、撮影中は不思議な空気感で、全然違った感じで新鮮でしたね。

――川口さんの役も含めて怪しく見えるとのことですが、川口さん演じる谷口小雨はどういったキャラクターなのですか?

ネタバレにもなってしまうので、なかなか言いづらいですけど、「ああ、そういうことね」みたいな展開がある役です。黒木さん演じる綵まど香との関係性を見ていただければ、ドラマの後半からまた違った見方で楽しんでいただけると思います。

――それでは最後に、『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』の見どころをお聞かせください!

自分があんまり経験したことのなかったミステリーというジャンルで撮影できたのは、とてもうれしかったし、勉強になりました。年齢を問わず、ご家族で見ていただけたらいいなと思います!

■川口春奈(かわぐち・はるな)1995年2月10日生まれ。長崎県出身。身長166センチ。O型。2007年、ファッション誌『ニコラ』(新潮社)のモデルとしてデビュー。2009年に第13代リハウスガールに抜てきされ、同年、フジテレビ系『東京DOGS』でドラマデビューを果たすと、以後多数の作品に出演。近年は、『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系・16年)、『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系・17年)などのドラマ、『にがくてあまい』(16年)、『一週間フレンズ。』(17年)などの映画に出演している。