お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が21日、フジテレビ系冠バラエティ番組のDVD『とんねるずのみなさんのおかげBOX』が発売された東京・SHIBUYA TSUTAYAを表敬訪問した。
86年に『火曜ワイドスペシャル』で単発特番『とんねるずのみなさんのおかげです』としてスタートし、あす22日(21:00~)の放送で最終回を迎える『とんねるずのみなさんのおかげでした』。今回のDVDは、この30年以上の歴史から選りすぐりの名作コントやコーナーが詰め込まれている。
番組エグゼクティブプロデューサー・石田弘氏を模したキャラクター・ダーイシに扮して登場した石橋は「フジテレビのライツのパーセンテージが多いので、料率が変われば第2弾を出したい」と意欲。「3年後にパート2、4年後にパート3。10年くらい経ってから、なぜ『みなさんのおかげです』ができたのかが分かる本当のパート1ができて、2、3と行きたい」と、『スター・ウォーズ』シリーズ並みの壮大な計画をぶち上げた。
あす22日(21:00~)はレギュラー放送で最終回を迎えるが、「『めちゃイケ』みたいに5時間くらいやれば良かったんですけど、もう数字(視聴率)がとれないからやめてくれっていうことで」と冗談めかしながら、終了を前にして「ただただ寂しい限り」と心境を吐露。「30年、毎週のように木曜と金曜は(収録で)フジテレビに行っていたので、明日もフジテレビに行ってる可能性がある(笑)」といい、今後の木曜と金曜は「料理教室に通うか、ヨガ教室に行くか。時間を持て余すので、TSUTAYAさんで働かせてもらおうかな(笑)」と報道陣を笑わせた。
最終回の放送は「港(浩一・初代総合演出、現共同テレビ社長)さんの家で、2人で涙しながら見る(笑)」と、冗談の中にもスタッフへの愛情を見せた石橋。フジテレビへの思いを聞かれると、「バラエティを作らせたら一番うまい局だと思うので、ぜひ20年30年続くようなすばらしいバラエティを作って、王国を再建してもらって、そこに脇役でいいんで、入れてもらう(笑)」と画策しながら、「(メディアを取り巻く環境の)変化はあると思うんですけど、まだまだテレビの影響力は大きいと思うので、それに対応してアイデアだったり知恵を絞って作っていくしかないと思います」と語っていた。