「この会議のアジェンダは……」。当たり前のようにみんな使っているので、意味が分からなくてもなかなか聞けないことが多いカタカタビジネス用語。今回は「アジェンダ」の意味とその使い方について、しっかり頭に入れておきましょう。

「アジェンダ」の意味

アジェンダ(agenda)とは「議題」「計画」「予定表」などという意味で、「これから実行されるべき検討課題」「今後予定されていること」「提案されるべき事柄」などを指す言葉です。「スケジュール帳」や「備忘録」のことも英語でagendaと言います。

政府や官公庁など公的機関では、「これからなすべき重要な政策課題」や「公式に実施する行動計画・施策」の意味でも使います。政治の世界では、アジェンダは「政策」に近い意味合いで用いられています。似た言葉に「マニフェスト」がありますが、こちらは必ず実行する「公約」「宣言」の意味で用いられるのに対し、アジェンダは「取り組むべき政策一覧」「実行されるべき政策課題」という意味合いが強く、実現を約束するものではありません。そのため、「アジェンダ違反」というものは存在しないことになります。

「会議の進行表」の意味も

ビジネスシーンでは、会議や打ち合わせで話し合いたい議題、日程、場所、参加メンバー、進行の流れ、時間配分などをまとめた文書のこともアジェンダと呼ぶことがあります。アジェンダと似たような言葉に「レジュメ」がありますが、こちらが資料内容の「要約」であるのに対して、アジェンダは「会議の進行表」の役割をもっています。

アジェンダは会議の目的と主旨を共有し、効率よく話し合いを進めるための指針なので、事前に必ず目を通しておくようにしましょう。また、アジェンダを作成する場合には、話し合う要点を4~5つくらいにまとめ、余裕をもって会議の少し前に参加者全員に配布するのが鉄則です。

「アジェンダ」の使い方と例文

「議題」の意味

  • 事前にアジェンダを共有しておくと打ち合わせがスムーズだ
  • 会議のアジェンダは、お手元の資料にございますように……

「会議の進行予定表」の意味

  • 来週の会議のためにアジェンダを作成する
  • 本日は、こちらのアジェンダに沿って進めます

「行動計画」の意味

  • 今後のアジェンダを立てるのに、先輩の意見を聞きたい

日本語で「議題」や「行動計画」などと言うと重苦しいイメージになるため、少しライトでカジュアルなカタカナ語の「アジェンダ」が好んで用いられるようになりました。あまりに多用しすぎると、嫌味で鼻につく感じを与えるカタカナビジネス用語ですが、時と場合に応じて上手に使っていきたいものですね。