俳優の吉沢亮が、沢尻エリカ主演の映画『猫は抱くもの』(2018年6月23日公開)に出演することが26日、わかった。

  • 吉沢亮、峯田和伸、コムアイ

    吉沢亮、峯田和伸、コムアイ

同作は大山淳子による同名小説を映画化。かつてはアイドルグループ「サニーズ」のメンバーとして芸能界で活動していたが、今は地方都市のスーパーマーケットで働く33歳の沙織(沢尻)と、自分を彼女の恋人だと信じて疑わない猫・良男との関係を描く。

劇中では実写の猫に加えて、擬人化された猫たちが多数登場。沙織の相手役となる、ロシアンブルーの猫・良男を吉沢が演じた。吉沢は「監督の犬童さん、脚本の高田さん、そして主演の沢尻さんと、いつかお仕事でご一緒したいと思っていた方ばかりの現場で、僕にとって夢のような空間でした」と振り返る。

役作りについては「猫だけど自分を人間だと信じている良男を、人間の僕が演じるという。とにかく素直に、沢尻さん演じる沙織の事が好きでしょうがないという気持ちを大切に演じました」と語り、「沢山の方に見て頂きたいです」と希望を表した。

良男の相棒となる猫・キイロを演じたのは、音楽ユニット・水曜日のカンパネラのボーカル、コムアイ。「この映画に参加して成長できたことを嬉しく思います。猫の映画と聞いて、猫と遊べる! と思って受けたのに、自分が猫の役だったので、実際に猫と戯れるシーンがなかったのは、落とし穴でした」とお茶目に語った。

吉沢との共演については「吉沢さんは、鋼鉄の男! 芝居がどういう向きでどういう表情に見えるかということをはっきり知っていて、常に完璧な猫・良男でした」と表現。「いつも引っ張っていただいて、感謝しています。吉沢さん演じる良男は、必死なのが可笑しくて、かわいそうな時も笑えちゃう、チャーミングなキャラクターです」と紹介した。

猫のキイロをこよなく愛し、主人公・沙織の気になる存在として登場する、画家のゴッホこと後藤保を演じたのは、ロックバンド・銀杏BOYZでボーカル&ギターを務める峯田和伸。「オファーを頂いた時に胸が熱くなりました。犬童監督の演出は、細やかで、こちら側に寄りそって意見を言ってくださって、とても心強かったです」と語り、「主演の沢尻さんは、目がまっすぐで、嘘がなにもない方。コムアイさんは、動物的で、本当に猫みたいでした」と共演者の印象についてもコメントした。