• 「SHINYDAYS」ゆるきゃん△盤(CD)

▼カップリング2曲も"亜咲花"を感じられるナンバーに

――さて、今回のシングルにはカップリング曲も2曲収録されています。まずは「Just A Way You Are」からお話お伺いしたいのですが、これこそ洋楽っぽいなと感じました。

ハイスクールミュージカルみたいな感じですよね。学校で「ウェーイ!」ってやりながら廊下を歩いて、うしろにみんなを連れて歩く……みたいなのをイメージしていただくとわかりやすいかなと思うんですけど。私、まさにこの曲の歌詞のような学校生活を送っていたんですよ。

――すごく亜咲花さん自身とも結びつく。

はい。作詞してくださった柿沼雅美さんが私をイメージして歌詞を書いてくださったんですけど、特に「私はわたしでいたいよ 誰が後ろ指さしても」とか「好きなこと好きなだけ 覚悟できてるから」っていうところは、母や先生に「アニソンシンガーじゃなく、手堅い道を歩んでほしい」と言われても夢を貫いた、っていうところに結びつくんです。あと、この曲にはちょっと恋を匂わせるような部分があるんですけど、実はその"恋"は全部私の妄想だった……っていうオチなのが面白くて。やっぱり私自身アニメも好きだし妄想も好きなので(笑)、「わかってらっしゃるなぁ」って思いました。

――なるほど! 普通にラブソングと学生生活とのダブルミーニングだと思いました。ビートが強めな曲なので、それを胸の鼓動のように感じまして。

あー! そこまで深読みしてなかった!(笑)。

――でも、妄想でも高鳴りますからね(笑)。

はい。高鳴ります!(笑)

――そしてもうひとつのカップリング曲「Round of new thing」は、このシングルの中でいちばんかっこいい曲です。

ただただ明るいパーリーな曲のように思えるかもしれないんですけど、それはサビだけで。その前までは「学校なんて」って思ってる女の子が、実は学校出たらすごい元気でパーティーが大好きな子だった……っていうテーマなんです。元々「タオル曲を作っていただきたい」ということで生まれた曲なんですけど、そういうテーマなので最初からテンションが高いと学校が大好きな子のように見えちゃうと思って、クールな大人の女性をイメージして歌いました。でもサビでは、歌詞通りに「遠慮とかいらないよ」っていうことで思いっきりみんなでタオルを回す……っていうイメージなんです。

――学校も絡みつつ、亜咲花さんとつながる部分はこの曲にも?

そうですね。Dメロではガラッと雰囲気が変わって一瞬過去を振り返る感じになるんですけど、すぐ「過去より、今は楽しいことだけを考えよう」ってすぐ前向きに戻っちゃうので、そういうところはホント自分だなって思うんですよね。思い立ったらすぐ行動っていうところも、自分っぽいんですよ。

――そして先ほど、この曲をタオル曲にしたかったとのお話もありましたが。

はい。しかも私の中のイメージは踊りに近い感じでタオルを回しているものだったので、「踊れ」とか「Every one」と書いていただいて、もうピッタリだと思いました。今は「皆さんどういう反応してくれるんだろう?」って、すごくドキドキしています。

▼"卒業"がテーマの初ワンマンでは、ファン目線で選曲したカバーにも注目!

――その反応をいちばん強く感じられるのが、3月4日開催のワンマンライブだと思います。

そうなんです。しかもフェス以外で生バンドを引き連れてのライブは初めてなんです。やっぱり音源とバンドサウンドは全然違うと思うので、音の部分でも楽しんでもらえると思います。

――内容もだいぶ詰まってきているんでしょうか?

最近セットリストを決めました。盛り上がりを最優先に考えつつ、"卒業"というライブのテーマになぞらえて、自分の生い立ちやシンガーとしての1年半も詰め込んだものになっています。あと、今回はカバーも歌おうかなと思ってまして。やっぱりアニソンが大好きなので、自分の好きなアニソンを歌いたいなと思ったんですよ。それも「みんなが喜んでくれるか?」とか「盛り上がってくれるかな?」っていうところをいちばん大事にして考えたので……絶対大丈夫だと思ってます!

――今まで亜咲花さんが客席側で感じていた熱を、今度はステージ側から感じることになるわけです。

そうなんです。でも選曲するときには、自分がオタクになりながら。やっぱり私もオタクとして、好きなアーティストさんが好きな曲を歌ったらすごいことになっちゃうので、その感覚を大事に。

――ファン心理をもって考えられているというのは、とても大事なことだと思います。

今でも変わらずに、オタクとしてみんなと同じ目線でものを見ているので……だから私は、ファンというより"仲間"って思ってるんです。"ファン"と"アーティスト"と区切るんじゃなくて、みんな仲間として一緒にステージを作っていけたら、と思っています。

――そうやってまたひとつステップを踏まれてこれからも活動されていきますが、今の亜咲花さんが思っている「こういうアニソンシンガーになりたい」という目標はどのようなものなんでしょう?

私はMay'nさんやいろんな方々のアニソンを聴いて「アニソンっていいな」と感じたので、いつか私の曲やステージを通じて「私もアニソンシンガーになりたい」って思ってくれるような方が出てきたらうれしいなと思っています。でもそれは結構先の目標で、近いところで言うと、ちょっと英語が話せるので"洋楽×アニソン"と言いますか……もちろんアニソンの界隈を第一優先にしつつ、誰にでも「あ、これいい曲だな」って思ってもらえるような曲もいいなぁって思っています。

そのなかで、洋楽テイストなアニソンってまだ少ないかなと思うので、そういった楽曲を歌っていけたら面白いのかな、って。あと、2ndシングル「Edelweiss」では表題曲の歌詞の英訳もさせていただいて英語バージョンも収録させていただいたんですけど、アニメって今は世界中で盛り上がっていると思うので、そういうふうに世界中の人に楽しんでもらえるアニソンを作っていきたいです。

▼亜咲花 4thシングル「SHINY DAYS」

発売日:1月24日
【DVD付盤】(CD+DVD)
価格:1,900(税抜)
収録内容
・CD
01.SHINY DAYS
02.Just A Way You Are
03.Round of new thing
04.SHINY DAYS(off vocal)
05.Just A Way You Are(off Vocal)
06.Round of new thing(off vocal)
・DVD
01.「SHINY DAYS」Music Video
02.メイキング映像

【ゆるきゃん△盤】(CD)
価格:1,500円(税抜)
収録内容
・CD
01.TVアニメ「ゆるキャン△」ドラマパート
02.SHINY DAYS
03.Just A Way You Are
04.Round of new thing
05.SHINY DAYS(off vocal)
06.Just A Way You Are(off Vocal)
07.Round of new thing(off vocal)
※TVアニメ『ゆるきゃん△』描きおろしジャケット
※各務原なでしこ(CV:花守ゆみり)によるドラマパート収録