エアバスは1月18日(ドバイ時間)、エミレーツ航空(本社: アラブ首長国連邦・ドバイ)が エアバスA380を最大36機追加発注する覚書(MoU)を締結したと発表した。A380を20機とオプション16機の発注で、金額にするとリスト価格で160億米ドルとなる。引き渡しは、2020年に開始される予定となっている。
覚書はエミレーツ航空が拠点とするドバイで、エミレーツ・グループのシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム会長兼最高責任者とエアバスのジョン・リーヒー民間航空機部門顧客担当最高執行責任者の間で交わされた。2008年7月にA380初号機を受領したエミレーツ航空は、2017年11月3日には独ハンブルクで同社の100機目となるA380を受領した。
A380は持続可能な成長へのソリューションを提供することのできる航空機で、少ない便数でより多くの乗客を輸送することによって輸送量の多い空港の交通混雑を緩和する。1万5,200kmをノンストップで飛行し、4クラス制の客室で575席を装備することができる。A380は広々としたゆとりのある静かな客室で心地の良い快適な乗り心地を提供し、運航される路線においてより高いロードファクターを確保しているという。
これまで、2億人以上の乗客がA380での空の旅を経験しており、A380は2分ごとに世界の240の空港のどこかで離着陸を行っている。これまでに222機のA380が13社に引き渡されている。