三重でスカウトされ、2017年から本格的に俳優として活動を始めることとなった松大航也(18=まつだい・こうや)。ドラマ『オーファン・ブラック〜七つの遺伝子〜』でデビューし、11日からYoutubeで公開中のネスレショートムービー『星に願いを』では、第1話で初監督を務めることとなった知英や、松風理咲、黒木メイサと、そうそうたる先輩方と共演することとなった。

趣味は筋トレ、特技はバレーボールと肉体派でやんちゃさをのぞかせる松大にとって、芸能界はどのように映っているのか。未来しかない松大に初インタビュー。

  • 松大航也

    松大航也

スカウトされた時は逃げた

――これから本格的に俳優として活動されていくと思いますが、この世界に入るきっかけを教えてください。

中学3年生の時に、スカウトされました。三重の田舎の道だったので、「怪しいぞ」と思って逃げました。

――えっ! 逃げたんですか!

捕まりました(笑)。もちろんその後ちゃんとした事務所だと知ったのですが、全然興味がなくて、その時は地元の高校に通おうと決めました。今、高校3年生なんですが、進路を決めるときにもう1度話をいただいて「やってみたい」と思いました。

撮影現場の見学にも行かせてもらって、初めて作る側の世界を見て、ひとつの作品にたくさんの人が関わり、色々な場所で撮影し、1時間かけて撮影するものが実際は数分であること、その数分に監督さんや役者さんの気持ちが込められていることを知ることができました。このような過程を経て素敵な作品が完成する芸能界にとても魅力を感じたんです。先生に伝えたらびっくりしていたのですが、一人ひとりの進路を考えてくれる学校だったので、「サポートする」と言ってくれました。

――お友達もびっくりされたんじゃないですか?

友達は地元の大学が進む人が多く「東京に行って、芸能界に入る」と話したら、「え?本当?」 「なんで? オーディション受けたの?」と驚いていました。最終的には「すごいじゃん、応援するよ」と言ってくれたので、うれしかったです。

  • 撮影の合間、制服姿で登場

――ちなみに、学校ではモテるんですか?

全然モテないです! バレンタインもチョコがもらえるわけではなく、女の子ともあんまり喋らなくて。

――現在は三重から東京に通われているんですね。

田舎だったので、東京にいるだけで緊張します(笑)。体もちっちゃくなった気がしますし、東京に慣れるまで、時間がかかるなとは感じています。

――芸能界に飛び込んで、驚いたことはありましたか?

驚いたのは、スタッフさん達が自由な服装だというところです。

――それは新しい視点ですね。

芸能界は厳しいところだという印象があったし、仕事はスーツだと思っていたら、格好は自由で。冬なのに、助監督さんが半袖だったので「寒くないんですか!? 触っていですか?」と1回触らせてもらいましたが、腕がキンキンに冷えてて、驚いてしまいました。「動きやすいから」だと話してくれました。