出前総研(夢の街創造委員会運営)はこのほど、女性の家事や食事の用意における出前利用に関する調査の結果を発表した。

出前の食事を選ぶ際に気にすること、1位「価格」

ふだん行っている家事で「負担に感じている家事」を尋ねると、1位「掃除」(61.4%)、2位「食器洗い」(45.6%)、3位「料理」(44.8%)、4位「食材や生活用品の買い出し」(39.2%)と続いた。同調査では「食事の用意~後片付けに負担を感じているように見られる」と分析している。

時短したい家事は、「掃除」が59.4%で最多となったが、2位の「料理」は55.2%と、負担に感じている家事の回答率を10ポイント以上上回った。

食事の用意における出前の利用状況をみると、90%以上が出前を利用していたが、属性により利用頻度に差があることが判明。結婚していて子供がいない女性と独身の一人暮らし女性は月に出前を1回以上利用する割合が85~86%だったのに対し、子供がいて仕事をしている女性(働く母親)は73%と、他の属性の女性より利用が少なかった。

働く母親に出前の利用シーンを聞くと、1位「忙しくて料理の用意ができないとき」(63.2%)、2位「料理を作るのが面倒なとき」(59.1%)、3位「食材を買いにいけないとき」(28.1%)の順となった。

出前の食事を選ぶ際に気にすることは、「価格」が断トツに多く65.5%。次いで「ボリューム感」が37.4%、「野菜が取れる」が23.4%と続いた。出前してほしいメニューは、「野菜がたっぷりとれるメニュー」が最も多く56.5%を占めた。

  • 出前の食事を選ぶ際気にすること

調査期間は2017年12月16~22日、有効回答は女性の出前館利用者625人。注文データについては、2016年12月1日~2017年11月31日の期間に「お子様」「キッズ」「子供」を含む商品を注文したユーザーの注文実績を調べた。