『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』で初代チャンピオンに輝いた、お笑い芸人・ゆりやんレトリィバァが11日、東京・汐留の日本テレビで優勝会見に臨み、感極まって涙ながらに喜びを語った。
優勝決定直後、舞台袖で関係者に「やったー! うれしいー! ウソみたい!!」と喜びを爆発させていたゆりやん。最終決戦の票数は、2位にダブルスコア以上の差をつける圧倒的勝利だったが、会見が始まると、「放送中は全く実感がわいてなくて、終わってから……すいません!」と突然思いがこみ上げ、うれし涙があふれ出てきてしまった。
少し深呼吸すると、「いつもお世話になってるスタッフさんとか、マネージャーさんとかの顔見て、いつも私のために時間も割いてやっていただいたおかげです…って思ったり思わなかったりです」と、抑えきれない涙を流しながら、芸人魂を絞り出してギャグを放出。
優勝賞金1,000万円の使い道を聞かれると、「ええやつに思われようとしてるみたいな言い方ばっかりなんですけど、今お世話になってる方に全く何もお返しもできてませんし、家族もそうですし、友達も『遊ぼう』って約束してても私が無理になってばっかりなので、これで皆さんにちゃんとお礼をしたいと思います…と申します」と、やはりギャグを交えて感謝の気持ちを語った。
副賞は、日本テレビ全レギュラー番組から選んで合計視聴率100%分出られる権利「日テレ100%券」だが、行使したい番組を聞かれると『踊る!さんま御殿』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』に続けて、なぜか「『NEWS ZERO』とかですね」と希望。あす12日朝の同局系情報番組『ZIP!』への出演は決まっているが、こちらはカウントされない。
来春決勝のひとり芸No.1決定戦『R-1ぐらんぷり2018』にもエントリーしているといい、"2冠"への意気込みを聞かれると、「2冠に向けて、ミカンをむけて」と、最後まで涙ながらもギャグを忘れなかった。
同大会は、出場資格「女性」のみで、プロアマ問わず、漫才・コント・ピンネタ・ものまね・パフォーマンスなど、面白ければ何をやってもOKの異種格闘技戦。636組がエントリーし、決勝には、ゆりやんのほか、はなしょー、中村涼子、どんぐりパワーズ、牧野ステテコ、押しだしましょう子、まとばゆう、ニッチェ、アジアン、紺野ぶるまの計10組が進出した。
『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝戦・結果
●ファーストラウンド
はなしょー(116票) vs ニッチェ(285票)
アジアン(300票) vs 紺野ぶるま(101票)
中村涼子(190票) vs 牧野ステテコ(211票)
まとばゆう(286票) vs 押しだしましょう子(115票)
どんぐりパワーズ(56票) vs ゆりやんレトリィバァ(345票)
●最終決戦
1位:ゆりやんレトリィバァ(201票)
2位:牧野ステテコ(89票)
3位:アジアン(47票)
4位:ニッチェ(33票)
5位:まとばゆう(31票)