日本にいながら世界中の料理が楽しめるのが、東京都内の楽しいところ。ふと、「ミャンマーの料理が食べてみたい」と思ったことはないだろうか。普通はあんまりないって? きっとそうにちがいない。なぜなら、どんな料理か想像がつかないから。そして、都内にもミャンマー料理のお店はないようだ。今回取り上げる「ゴールデン バガン」(東京都新宿区)は、都内でも数少ない貴重なお店。どんな料理が出てくるのか楽しみにしながら行ってみた。

「ゴールデン バガン」(東京都新宿区)靖国通り沿いにひときわ目立つこの看板が目印

新宿でミャンマーの風を感じよう

都営新宿線曙橋駅から5分ほど歩くと、靖国通り沿いに「ゴールデン バガン」と書かれた黄色と緑の看板が見えてくる。2015年1月にオープンした同店の店主を務めているのが、ミャンマー人のサイさん。1991年に来日したサイさんは、都内の和食料理店で10年ほど働いていたそうだが、その店の店長が独立して和食店を営んでいたのだという。その店をサイさんが引き継ぎ、ミャンマー料理店として始めたのが現在の「ゴールデン バガン」なのだという。なるほど、たしかに店内は和風だし、奥にはお座敷もあるのも納得だ。

もと和食店ということで、居酒屋風のカウンターが奥まで続く

奥にはお座敷もあるから宴会にも頼もしい!

サイさんは、7つの州に分かれているミャンマーのシャン州出身。同店の料理は、シャン州の北に位置する地域の食事が中心になっているのだとか。ランチタイムには日替わりメニュー(限定10食)があり、「ガパオライス」「カオマンガイ」などが税込880円で食べられる。

ミャンマーの文化を知ることができる装飾も興味深い

アウンサンスーチーさんの肖像が飾られていた

中でも人気メニューの1つが水曜日の日替わりメニュー「ひよこ豆チャーハン」(ランチタイム/税込880円、ディナータイム/税込1188円)。じつは、当初はメニューになかったそうだが、ミャンマーに住んでいた日本人の宴会が行われた際に頼まれて「ひよこ豆チャーハン」を作ったところ評判に。食べたお客さんがSNSなどに写真を上げたことから、雑誌などにも取り上げられるようになったという。それだけ日本人にとっては馴染みのないメニューということかも。

店主のサイさんはとても朗らかで優しいお人柄。ミャンマーについて聞いてみては?

メニューを開くとミャンマーの紹介もあり。注文してから読んでみよう

ひよこ豆のしっとり食感がミャンマーらしい!?

じゃあさっそく食べてみよう! ひよこ豆がたっぷり入ったチャーハンの上に目玉焼きがドーンと乗っていて見た目が鮮やか。サラダ、スープと一緒にエスニックなランチョンマットに乗せると、雰囲気あるね! ちょっとした旅行気分だ。

目玉焼きが輝く美しい1皿

ランチョンマットに乗せるとオシャレ感あり! なぜか旅行中のOLっぽい気持ちになった

あらかじめ茹でてから揚げにんにくで炒めたひよこ豆は、とっても香ばしくて柔らかい! チャーハンに豆が入っている感覚は日本にはない感じ。食感的にはどちらかというと炊き込んだ豆ごはんに近いかもしれない。ご飯はもちろん日本米を使っている。

ひよこ豆って意外と食べていない気がする!

揚げにんにくで炒めるところから調理スタート

どうですか、このボリュームは!? 食べごたえあり

味付けは塩・コショウ、揚げ玉ねぎとごま油を少々とシンプルだから、もたれずにもりもり食べることができる。目玉焼きを割ってとろ~りとして混ぜて食べるとまろやかさを増してさらに美味しい。ランチにはスープもついており、鶏がらベースにタマリンドが入ってピリッと辛く、優しい味のチャーハンとの相性もバッチリだ。

ひよこ豆は香ばしくてしっとりした噛み心地

日替わりランチメニューのほかにも、麺料理や揚げ物、肉料理、魚料理等、サイさんが日本で学んだ料理の腕前も存分に活かされた豊富なメニューが楽しめるから、ランチをきっかけにミャンマー料理にハマる人も多そうだ。また、コース料理も用意されているので、これからの宴会シーズン、ミャンマー料理でちょっと変わった飲み会を催してみては?

目玉焼きをスプーンでザックリと割って……

黄身とチャーハンを一緒に口に入れたらまろやか~!

●information
ゴールデン バガン
住所: 東京都新宿区富久町8-20 カーサ富久町 1階
営業時間: 月~土 11時30分~14時30分、17時~22時
定休日: 日曜・祝日