元SMAPの木村拓哉が、来年1月スタートのテレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~(仮)』(毎週木曜21:00~)で主演を務めることが19日、分かった。武器を持たない"丸腰"の民間ボディーガード役に挑む。
これまで、検事、パイロット、医師といったさまざまな役を演じてきた木村だが、今回挑むのは、自身初のボディーガード役。民間警備会社のボディーガード・島崎章(木村)は、過去の出来事をきっかけにボディーガードの世界からは身を引いていたが、身辺警護課の新設を機に復帰を決意。しかし、なぜか、自らのキャリアを隠したままという役柄だ。
脚本を手がけるのは、『白い巨塔』『昼顔』(いずれもフジテレビ)などで知られる井上由美子氏。木村とは『エンジン』(フジ)以来13年ぶりのタッグとなり、木村は「井上さんほど、本を作っていく過程で柔軟な方はいないんじゃないかと思うくらい、いつも出来上がってきた本に驚かされます。また、女性目線で描く男性の心理・世界もとても興味深いので、今回も井上さんが作ってくださる世界の中で、存分に章という男を担っていきたいと思います」と信頼を寄せる。
また、今回の役柄について、木村は「最初にこのドラマのお話を聞いたとき、"ボディーガード"という職業をテーマに選んでくれたことに感謝したい、と思いました。そこを描こうというジャッジをしたプロデューサー、脚本の井上由美子さんにびっくりしたというか、『なるほど、そうきたか!』という意外性がありました」と感想。
自身も仕事でボディーガードの世話になることもあるが、「実際には何事も起きたりはせずに、その日の任務を終えて『では、これで失礼します』と言って帰っていかれるんです。もちろんボディーガードという職務にとっては、何も起きないことが100点満点ではあると思うのですが、このリアリティーをドラマでどのように描いていくのか…非常に難しいところだと思う」と見通しを語った。
丸腰で警護対象者を徹底的に守るが、正当防衛でないとこちらから反撃することも許されないというボディーガード。そんな男たちの熱く、泥臭い戦いの日々をリアルに描いていくが、共演者は今後発表される。
川島誠史プロデューサーは「木村拓哉さんのその真剣な眼差し、揺るぎない信念、仕事に対する誇り……『ボディーガード』という職業を演じるのにこれ以上ピッタリな方はいないと確信しています。そして、人生の再起をかけて立ち上がる男の姿を通して、木村拓哉さんの新しい顔を、全スタッフ一丸となって引き出していきたいと思っています」と意気込みを語っている。