コント日本一を決める『キングオブコント2017』の決勝戦が1日、TBS系列で生放送され、結成13年目のかまいたち(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)が10代目王者に。直後に行われた会見で、優勝の喜びを語った。

かまいたちの山内健司(左)と濱家隆一

濱家隆一は「ずっとコントをやっていたので、コントで一番と言われる大会で優勝できてよかった」と感慨深げ。決勝に初進出した前回は3位となったが、大会直後に濱家はクレジットカードの審査に落ちてしまったそうで、相方の山内健司が「1位じゃないとダメなんだと身をもって感じた」と振り返った。

ネタはすべて山内が書いているそうで、濱家がネタについて話すたびに「僕が書いたんですけど」と主張。濱家は「東のメディアでやめてくれー!」と訴え、笑いを誘った。お互いの良さを聞かれると、山内は「本番、ウエットスーツのネタで今までにないくらい膝が上がったのは、初めて褒めてあげたい。あそこまで上がったら見た目おもしろいだろうなと、されながら思った」と話し、濱家は「相方を見る目があった」と褒め合った。

現在は大阪を中心に活動している2人。東京進出の野望を聞かれると、山内は「めちゃめちゃあります!」と打ち明け、「オファーが来ないとなかなか進出できない。どれくらいオファーが来るのかな」と今後のオファー次第と話した。そして、ファンに向けて、濱家は「みなさんのおかげで優勝することができました。調子に乗らず精進していきたいと思います」と誓い、山内も「このチャンスを生かして全国区になりたいと思います」と力強く宣言した。

今年で10回目となる『キングオブコント』は、プロアマ問わずコント日本一を決めるコンテスト。決勝戦には2,477組のエントリーの中から勝ち抜いてきた10組が出場し、ファーストステージとファイナルステージとの合計得点が最も高かったかまいたちが、キングの栄冠と優勝賞金1,000万円をつかんだ。