9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」。前回の「『重陽の節句』の過ごし方」で紹介した健康運アップに加え、今回は金運を呼び込む方法を紹介します。
「着綿」で邪気を遠ざける
「『重陽の節句』の過ごし方」でも紹介した通り、古くから強い香りを持つ菊には邪気を祓う魔よけの効果があるとされてきました。日本では、9月8日に菊の花に綿を被せ、最大の陽の気を持つ9月9日に、夜露と香が染みついた綿で身体を拭き清め長寿を願う、「着綿(きせわた」の風習があります。
菊の花を湯船に浮かべる菊湯も、爽やかな香りが夏の疲れを吹き飛ばし、邪気を遠ざけるとされます。菊に秘められた力を全身にまとうことで、あらゆる災いから身を守ろうとしたのですね。江戸時代でも平均寿命は40歳程度と言われています。健康を願う気持ちは、今よりもっと切実だったことでしょう。
収穫祭も兼ねた歴史ゆえに金運アップ
旧暦の重陽の節句は、現代の太陽暦(グレゴリオ暦)にすると10月の中頃です。そのため、「栗の節句」とも呼ばれていました。秋の深まりともに収穫の時期を迎える季節ですので、豊かな秋の恵みに対する祝いの祭りをしていました。現在とは、季節感にかなりズレがありますね。
秋の気は、五行では金のエネルギーを司ります。つまり、収穫→金運です。最も強い陽の気が重なる9月9日は、その強い力で豊かな金運を呼び込むビックチャンスとなります。
カモミールで金運をつかむ
残暑の疲れに加え、肉体的にも精神的にも悪い気を溜め込んだままにしておくと、せっかく金運を運んでくれる秋が来ても、つかみ損ない、取り逃がしてしまうことにもなりかねません。そのような事態は、回避したいですね。
そんな時には、菊そのものももちろんいいのですが、手軽に楽しめるカモミールもオススメ。カモミールはキク科の植物で、薬草としても人気が高く、入浴剤やハーブティーなど豊富に種類があります。アロマディフューザーで香りを体内へ取り込むのもいいですね。金運をしっかりキャッチする力とスペースが生まれます。
いかがでしょうか。本格的な秋の到来の前に、菊が持つ力でデトックス。そして、金運をしっかり呼び込むベース作りの準備をしましょう。
※画像はイメージ
著者プロフィール: 月香(つきか)
ハート占い1to1、ハートスクール1to1主宰。
幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。
スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。
スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。
モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。