フジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にコメンテーターとして出演している作家・乙武洋匡氏(41)が昨年9月に離婚した元妻から提訴されたことを受け、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、13日に放送された同番組で謝罪した。
9日発売の週刊誌『週刊新潮』で、乙武氏が元妻から提訴されたことが報じられた。元妻は「乙武氏への精神的損害の賠償」「不倫相手への不貞行為の損害賠償」を求め、守秘義務契約がありながら乙武氏が同番組で発言したことについても傷つけられたという。
昨年3月、同誌は乙武氏が5人の女性と関係を持っていたとして不倫疑惑を報道。乙武氏は当時の妻と共に公式サイトで謝罪し、以降はメディアから姿を消した。離婚成立後の昨年11月、同番組では松本をはじめ司会の東野幸治(50)、ゲストコメンテーターのタレント・ヒロミ(52)らが乙武氏の自宅を訪問。乙武氏は、不倫が黙認されていたことなどを打ち明け、松本らは復帰に向けての励ましの言葉を贈っていた。
今回の提訴に、松本は「奥さんが『ワイドナショー』を見て嫌な思いをされたんだったとすれば、こっちとしては心が痛いというか。個人的には『申し訳ない』と言っていいと思う」と謝罪。「ただ、番組として『申し訳ない』というほどの番組だったのかというと、僕はそれはちょっと違うかなと思うんです」と自身の疑問にも触れた。
その上で、「われわれは乙武さんを励ましに、ただただ行きたかっただけ」と主張。「ただ、これ以上言っちゃうとね。僕たちが望むのは、これ以上誰も傷つけたくないということですからね。われわれはこれ以上口出しできない」とこの話題を締めくくった。