1968年にテレビに初登場して以来、度重なる再放送によって多くの世代の子供たちに「早く人間になりたい」という強烈なメッセージを植えつけた、日本怪奇アニメの金字塔 『妖怪人間ベム』。

人間になりたいと願い、人間を助けるために悪人や怨霊と戦う一方で、人間の心の弱さや醜さも表現し続けてきたこの作品は、時代とともにリメイクなどに形を変えながらも人間とはどういう存在か? という普遍的なテーマを持ち続けていた。

今回50周年の節目にあたり「妖怪人間ベム50周年プロジェクト」としてこの妖怪人間ベムに改めて光を当てるだけでなく、さらに新作を製作することで、現代の人間という存在を丸裸にするようなエンターテイメントとして続々発信していく予定となっている。

その第1弾として、2017年10月よりTOKYO MXほかにて1968年版、2006年版アニメに加え、新作のショートアニメ『俺たちゃ妖怪人間』が放送されることが決定した。

『俺たちゃ妖怪人間』の制作は、『鷹の爪』『貝社員』でおなじみのDLE、監督は安達譲氏が担当。人間の欲望とエゴが渦巻く歌舞伎町そっくりな「歌魔羅町」を舞台に、ベム、ベラ、ベロが人間を目指して日々をどう生き抜いていくのか!? お世辞にも上品とは言えないポップなネタ満載、社会風刺もたっぷりのギャグアニメになるという。

そして注目のキャストは、ベム役を杉田智和、ベラ役を倉科カナ、ベロ役を須賀健太がそれぞれ担当する。

『俺たちゃ妖怪人間』登場キャラクター

■ベム cv. 杉田智和
バカ真面目でむっつりスケベ。すぐ人間を信じてすぐ騙される。
◎杉田智和のコメント
早く人間になりたい。シンプルで深い言葉に心動かされます。

■ベラ cv. 倉科カナ
人間嫌いのドエロ姐さん。シニカルな歌魔羅町の女王。
◎倉科カナのコメント
鷹の爪団さんのファンだったのでお話が来て本当に嬉しく、しかも、アニメ「銀魂」も全部拝見していて、杉田さんとお仕事を出来るのが本当に嬉しかったです!!!またこんなシュールな作品が私の声優初体験だなんて....
声優デビューを、ちょっと下品で、ゆるい感じの作品に捧げられ心の奥底ではとっても光栄に思っています!素晴らしいキャスト、素敵なスタッフさんにご迷惑を掛けないように誠実に取り組みたいと思います!

■ベロ cv. 須賀健太
お調子者の金欲小僧。無邪気が過ぎていつも人に迷惑をかける。
◎須賀健太のコメント
妖怪人間ベム50周年という記念すべきタイミングでまさかベロを演じさせて頂けるとは…感無量でございます。
しかし、アフレコに参加し、世の悪と戦う正義の存在!という僕の妖怪人間へのイメージは今回の作品で崩壊致しました(笑)。どう崩壊したかは…ぜひ放送をお楽しみに。
ベロ、振り切っております!

アニメ『妖怪人間ベム』および新作アニメ『俺たちゃ妖怪人間』は、TOKYO MXほかにて2017年10月より放送開始予定。各詳細は50周年プロジェクトサイトにて。

(C)ADK/DLE