日本の自動車マーケットを牽引してきた往年の名車を展示・紹介・販売する「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビル カウンシル) 2017」が8月4~6日の3日間にわたり、幕張メッセで開催される。国内外の自動車メーカーが新型車や往年の名車を展示したほか、ヘリテージカー販売店による展示・販売なども行われる。
同イベントは2016年に初開催。100台を超えるヘリテージカーが展示・紹介され、1万8,572人が来場したという。SNS上では「静かで、落ち着いた雰囲気の中で、じっくりクルマの魅力を楽しめた」「今の最新型のクルマの原点がどんなものかわかった」などの意見も。今年は「CLASSIC MEETS MODERN」をテーマに、新型車から「青春時代に憧れたクルマ、幼少期に夢見たクルマ」まで一堂に会し、モダンカー・ヒストリックカーを問わないクルマの無限の楽しみ方や交流の情報を提供するとしている。
トヨタ・ホンダ・日産・マツダ・スバルら国内外の自動車メーカーも出展。ホンダは「NSX、スーパースポーツの系譜」と銘打ち、初代「NSX」と「NSX-R」、昨年デビューした新型「NSX」を展示した。トヨタは「ハイブリッド20年 動力の変遷と未来への挑戦」をテーマに、初代「プリウス」や最新の「プリウス PHV」などを展示。日産自動車は「時代の最先端デザイン」をテーマに、1935年の「ダットサン 14型 ロードスター」、今年の北米国際自動車ショーで発表されたコンセプトカー「Vmotion 2.0」などを展示している。
マツダの出展テーマは「飽くなき挑戦の歴史 -ロータリーエンジン誕生50周年-」。「コスモスポーツ」試作車をはじめ、ロータリーエンジン搭載車を中心に展示することで、現在の「SKYACTIV技術」にも通じるマツダの「飽くなき挑戦」の精神の一端を紹介している。スバルの出展テーマは「事故ゼロを目指して60年」。1958年発売の「スバル 360」の時代から始まる総合安全への取組みを紹介するとともに、新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載した新型「レヴォーグ」「WRX S4」も展示された。
今回のイベントでジャパンプレミアを果たすモデルも。アウディは「A5」シリーズのトップモデルとなる「RS 5 クーペ」を日本初公開。「quattro」の名声を確立したといわれるラリー仕様車「Audi Sport quattro S1」も本国から搬送展示された。ボルボは日本初公開となる創業90周年記念の特別限定車「V90 90th Anniversary Edition」を軸に、歴代ワゴン・エステートの魅力を伝えるという。その他、「CG CLUB」ブース(カーグラフィックが運営)での「シトロエン 2CV 4×4 サハラ」のサプライズ展示、ヘリテージカー販売店が現代に蘇らせた名車の展示・販売なども行われている。
「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」は幕張メッセのホール4・5にて開催される。8月5・6日に一般公開され、8月5日の開場時間は9~18時、8月6日の開場時間は9~17時の予定。当日チケットも発売され、8月5・6日の2日間有効の「2daysチケット」は4,500円、いずれか1日有効の「1dayチケット」は2,500円。小学生から高校生まで購入可能な「学生チケット」(いずれか1日有効。要証明)も1,500円で発売される。