お金に関する常識やマナー。中には、間違った認識や知識不足で恥をかいてしまった……といった失敗をした経験がある人もいるかもしれない。そこで、今回はマイナビニュース会員306名を対象に、お金に関して知らずに恥ずかしい思いをしたことについて教えてもらった。

お金について、「知らずに恥ずかしい思いをしたこと」はありますか?

Q.お金について、「知らずに恥ずかしい思いをしたこと」はありますか?

はい 51.3%
いいえ 48.7%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)それはどのようなことですか?

冠婚葬祭

・「御祝儀、香典等の金額が分からず、調べるたびに不勉強な自分が恥ずかしく思います」(49歳男性/東京都/設計/建築・土木関連技術職)
・「結婚式の御祝儀が、同僚に比べて少なかったことを後から知ったこと」(56歳男性/東京都/その他金融/営業関連)
・「お葬式の香典を包むときに、のし袋を間違えた」(52歳男性/宮城県/専門店/営業関連)
・「ご祝儀の札数は2で割り切れる数は、あまり相応しくないというのを知らなかった」(54歳男性/福島県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「お葬式の香典を包むときに、のし袋を間違えた」(52歳男性/宮城県/専門店/営業関連)

・「通夜に参加。『御霊前』に包むお札。新札は『なくなることを予想して準備していた』ということで無礼に当たるとのこと。難しいですね」(64歳男性/長野県/その他/その他・専業主婦等)

お会計

・「会計まで手持ちの現金がないことに気付かなかった」(47歳女性/東京都/繊維/事務・企画・経営関連)
・「買い物をしたときに細かいお釣りが出ないように、計算してお金を出したつもりが全く計算違い。余計に細かいお釣りが返ってきて、顔が真っ赤になるほど恥をかいた」(49歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「町の電気屋さんに、エアコンを設置してもらった代金が思ってる以上に高く、銀行までついてきてもらった」(44歳男性/大阪府/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「町内会費を払うことを忘れて、手持ちのお金がなくて、給料日まで2週間待ってもらった」(44歳男性/静岡県/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「自分が払うと大盤振る舞いしておいて、後でお金がなかったという落ちを付けてしまったこと」(41歳男性/東京都/サービス/専門サービス関連)

クレジットカード

・「クレジット決済をよく知らずに、ガンガン使ってしまい後の請求書を見てがく然とした」(33歳男性/滋賀県/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「クレジットカードを使用する際にサインが必要だとは知らず、知り合いのカードを預かって買い物しようとして、利用できなかったこと」(44歳男性/神奈川県/サービス/事務・企画・経営関連)
・「法人カードを利用していて、個人で使った分がしっかり貸付金になっていたこと」(43歳男性/鹿児島県/その他/専門職関連)
・「カードの引き落としの日に、残高が足りなくて引き落としができなかったこと」(44歳女性/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「いつもクレジットを使っているので、現金なしで買い物して、現金支払いを要求されたとき」(49歳女性/栃木県/医療用機器・医療関連/その他技術職)

給料関連

・「給料明細がよく分からない」(30歳女性/奈良県/紙・パルプ/事務・企画・経営関連)
・「新入社員の頃、自身の給料から何が引かれているのか(税金・年金など)を、把握していなかったこと」(34歳女性/東京都/食品/事務・企画・経営関連)
・「確定申告ができなかったこと」(40歳女性/栃木県/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「給料が安いのに高いと思っていた」(48歳男性/東京都/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「給料計算を間違えて足りないと言った」(30歳男性/東京都/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)

経済の知識

・「『年◯%の金利』の計算方法を、完全に勘違いしていた」(48歳男性/東京都/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「仕事を始めてから、『利益を○%乗せて販売するように』と言われて、正しく計算ができなかった」(37歳男性/愛知県/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「円高・円安について逆に考えており、年下の人に指摘されたことがある」(34歳男性/茨城県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「年金の仕組みや支払い時期について」(55歳男性/東京都/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)

紙幣について

・「お金の数え方。若い頃に働いていたとき手で持ってめくって数えるとは知らずに、一枚ずつ床に置いてお釣りを返していたこと」(45歳女性/滋賀県/その他/その他・専業主婦等)
・「お札に書かれてる人物の名前を知らなかったこと」(40歳男性/福島県/その他/その他・専業主婦等)
・「破れても紙幣は交換してもらえる」(45歳男性/山口県/医療・福祉・介護サービス/公共サービス関連)

その他

・「イギリスに行って銀行に口座開設した後で、現金を降ろす方法を知らなかったので、恥ずかしかった。銀行員に、どうやって引き出すのかを聞いた」(65歳男性/埼玉県/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「海外でのチップの払い方」(30歳女性/宮城県/その他/その他・専業主婦等)
・「子供の頃、光熱費を高熱費だと思っていたこと」(30歳女性/福井県/専門店/販売・サービス関連)
・「時は金なりのことわざの使い方を間違えたとき」(56歳男性/東京都/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

総評

「お金について、知らずに恥ずかしい思いをしたことはあるか」という問いに、51.3%の人が「はい」と回答した。最も多かったのは「冠婚葬祭」の御祝儀や御香典に関することで、「いくら包めばいいのか」「御香典に新札は使わない」など、様々な回答が見られた。中には「結婚式に手ぶらで行ってしまった」という声も……。

次に多かったのは「お会計時」のエピソードで、特に「お金を持ち合わせていなかった」という失敗談が目立ち、「人にお金を借りた」「銀行でお金を下ろすのに同行してもらった」「給料日まで待ってもらった」といった声がみられた。

このほか、クレジットカードの利用や、税金・保険・年金などの知識に関してなど、様々なコメントが寄せられた。

調査時期: 2017年4月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女306名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません