そこで、「携帯電話やスマートフォンは生活の必需品か?」を聞くと、「かなり当てはまる」と「ある程度当てはまる」の計が、10歳代後半では82.4%、20歳代前半で83.2%、20歳代後半は85.6%と、全体平均の64.8%を大きく上回った。

「スマートフォンの利用用途」

若者のほとんどがスマートフォンを保有している現状を受けて、その用途を探ったところ、「インターネットサイトでの検索」が10歳代後半で81.7%、20歳代で85.9%と8割を超える結果に。「SNS利用」については、10歳代後半で69.1%、20歳代で70.7%である一方、30歳代では48.9%までに減少。「インターネットでニュースを見る」ことは、20歳代(69.3%)、30歳代(70.0%)では約7割が行っているが、50歳代以上では4割を下回った。

さらに、10歳代後半と20歳代は、40歳代以上と比べどの用途項目でも高い割合を示していることから、若者はスマートフォンを様々な用途に利用していることが分かった。

「15~25歳のスマートフォンの1日当たりの利用時間」

若者のスマートフォンの1日当たりの利用時間は、平均で5.5時間。「3~5時間未満」(30.8%)という人が最も多く、次いで「1~3時間未満」(23.5%)、「5~7時間未満」(18.3%)となり、「3時間以上」という回答が73.0%を占めた。また、「11~13時間未満」(3.6%)、「13時間以上」(7.5%)を合わせると、1割超が「11時間以上」という結果に。生活に支障を生じかねないほどの長時間を費やしている若者が少なくないことが分かった。

続いて、若者のSNS利用状況と消費者トラブルについて確認していく。