JR西日本は8日、紀勢本線和歌山~和歌山市間でのICカード乗車券「ICOCA」サービスを7月15日から開始すると発表した。和歌山市駅を接続駅とする「南海・JR西日本IC連絡定期券」も同日から販売開始となる。
「南海・JR西日本IC連絡定期券」は通勤用と通学用の2種類あり、通用期間は1カ月・3カ月・6カ月。発売額は両社の定期旅客運賃を合算した額となる。
JR西日本でIC定期券を発売する際の対象カードは「ICOCA」と「SMART ICOCA」。南海電鉄で発売する際の対象カードは各種「PiTaPa」と「ICOCA」となる。両社とも印字できない記念「ICOCA」や「KIPS ICOCA」など一部のカードは対象外。JR西日本は「ICOCA」エリアの駅のみどりの窓口と一部のみどりの券売機、ピンク色の自動券売機で発売。南海電鉄は定期券発売箇所と主要駅にあるピンク色の自動券売機で発売する。
なお、南海電鉄が進める「和歌山市駅活性化計画」の駅施設部分が7月15日から供用開始されることを受け、現在2階にある改札を1階に移動するとともに、JR西日本の改札と南海電鉄の改札を分離することもあわせて発表された。