社会人として、定時出社はもちろん時間厳守は当然のこと……ですが、残業が続いたり、仕事の付き合いで深夜まで飲み会があったりすると、うっかり寝坊してしまった! という経験がある方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、マイナビニュース会員1,001名に聞いてみました。「寝坊で遅刻したことある? その時、正直に謝った?」

Q.寝坊して会社に遅刻したことはありますか?
ある 58.1%
ない 41.9%

Q.寝坊して会社に遅刻したことはありますか?


Q.(寝坊で遅刻したことがある人に)寝坊で遅刻したとき、正直に謝罪しましたか?
寝坊以外の言い訳をしましたか?

正直に謝罪した      69.6%
寝坊以外の言い訳をした  30.4%

Q.正直に謝罪しましたか? 寝坊以外の言い訳をしましたか?


Q.その理由を教えてください。

■正直に謝った人は……
・「ウソをついたところで寝坊とバレているだろうから、そのまま寝坊しましたと伝えました。素直に言ったからなのかはわかりませんが、『焦ってくると危ないので、遅番扱いにするから気をつけて来い』と言われました」(男性/30歳/東京都/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)
・「ウソをついてもしょうがない。会社など他人との協同生活の場では、信頼関係が大事であり、本音で会話しないと信頼関係は成り立たない。自分に非があるならば、正直に謝罪することは当たり前」(男性/43歳/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「自分がやってしまったことで謝るべきことは、素直に謝罪するべき。なぜなら、自分が他人に同じ事をやられた時に、素直に謝罪してほしいと思うから。私が謝罪した時は、帰り際に、上司から『二度と繰り返さないように』と直接言われました」(男性/48歳/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「職場と住んでいるところが近く、言い訳を思いつかなかった。普段真面目だから、みんな笑って許してくれました」(男性/39歳/官公庁/公共サービス関連)
・「ウソをつくのが嫌だし、正直に言ったほうがいいと思った。上司にはきつく怒られたが、自分としてはスッキリした」(男性/30歳/化粧品・医薬品/技能工・運輸・設備関連)
・「新卒入社して1年位の頃の話なので、うっすらとしか記憶にないが、会社としてはまだ正直に言いやすい環境だった。上司は笑いながら、怒ってくれた。既に転職し、現在53歳。あの頃を懐かしく思います」(男性/53歳/鉱業・金属製品・鉄鋼/専門職関連)
・「ウソを考えるのが面倒だし、言い訳をする人はあまり好きになれない。正直に言ったら、先輩から怒られるのではなく、『慌てて事故に合わないように』『今後自分の立場を悪くしないために気を付けた方がいいよ』という助言をもらった」(女性/33歳/教育/専門サービス関連)

■寝坊以外の言い訳をしちゃった人は……
・「『取引先からの急な呼び出しがあり、出社前に顔を出してきました』と報告。急な用件ではないが、実際に『来られる時に来て』と呼び出しはあったので、そのまま本当に取引先に顔を出してから出社。上司の反応は『そうか、ご苦労さん』で終わりました」(男性/42歳/ディスプレイ・空間デザイン/建築・土木関連技術職)
・「走ってたら転んで、ストッキングが破れたので買いに行って遅くなったと言いました。上司や同僚は呆れていました」(女性/31歳/銀行/事務・企画・経営関連)
・「家のトイレの水があふれて、なかなか流れなかったと言い訳した。上司曰く『ウチも時々そんな事があるよ』とのことでした」(女性/40歳/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「自転車に蜘蛛がいて、どかしていたら遅刻したと言いました。同僚は笑っていたが、多分、信じていたと思う」(女性/25歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「朝起きたら、同居家族の体調が悪く、しばらくの間、看病が必要だったと報告。職場のみんなが非常に心配し、気遣ってくれたので、逆に非常に恐縮してしまった」(男性/56歳/その他金融/営業関連)
・「通勤で使う電車が悪名高い遅延路線なので、電車のせいにする。皆もその辺は承知しているので何も言われない」(男性/48歳/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「朝起きたらなんだか体調が悪かった……が多いかな」(女性/43歳/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)

Q.(寝坊で遅刻したことがない人に)寝坊しないように気をつけていること/工夫していることはありますか?
ある 58.2%
ない 41.8%

Q.寝坊対策していますか?


Q.(あると回答した方に)寝坊しないために気をつけている/工夫していることを具体的に教えて下さい。
・「目覚ましのアラームを複数かける。少し寝坊しても間に合う時間に常に出勤してる」(男性/37歳/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)
・「目覚まし時計替わりの携帯電話を、布団から歩かないと手に取れない場所に置くようにしている」(女性/47歳/食品/販売・サービス関連)
・「平日は精神的に追い詰められているので、自然に目覚めます」(男性/50歳/信託銀行/営業関連)
・「前日に明日の準備をして、朝は起きるだけにする。ジョギングやウォーキングの時間を朝にとって、起床時間を家を出る時間よりずっと前に設定する」(女性/32歳/不動産/事務・企画・経営関連)
・「出勤時間は5分前などとケチなことは言わず、1時間位前に行くようにする。その代わり早く帰るようにする。そうすれば遅刻はない」(男性/53歳/その他/専門職関連)
・「あえて会社から少し離れたところに住んで、油断しないようにする。朝必ず決まった時間に日の光を浴びるためにカーテンが自動で開くようにIoT機器を設定している。休みの日も、2度寝して良いので必ず一旦平日と同じ時間に起きる」(男性/25歳/サービス/クリエイティブ関連)
・「猫を飼うと、必ず朝早くに起こしにくる」(男性/32歳/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

総評

マイナビニュース会員のうち、会社員1,001名に調査したところ、寝坊して会社に遅刻した経験が「ある」人は58.1%。そのうち「寝坊しました!」と正直に謝罪したのは、およそ7割。残り3割の人は、寝坊以外の言い訳で切り抜けたそうです。その内容は、「電車遅延」や「体調不良」が多く見られましたが、中には、「ペットが逃げた」というものもありました。

全体を見てみると、「正直に謝って許されるか?」あるいは、「言い訳を信じてもらえるか?」には、どちらも日頃の行いが大きく影響する様子。「寝坊以外の言い訳を信じてもらえた!」というコメントの中にも、実は、「信じてないけれど、普段の行いが良いから大目に見てやろう」という上司も混ざっていたかもしれませんね。

中には、こんな体験をした人も……。
「寝坊したうえに電車(快速と新快速)に乗り間違えて、会社に着いたのは11時前。その時社長がいなかったので上司は半休扱いにしてくれた」(男性/47歳/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)

ピンチのときこそ冷静に! ちょっとした遅刻から大遅刻になってしまわないよう、気をつけてくださいね。

また、寝坊で遅刻したことが「ない」人に、遅刻しないための工夫をきいたところ、ほとんどの方が「スマホアラームのスヌーズ機能」を使用しているそうです。その他にも、目覚まし時計を遠くに置いてみたり、猫を飼ってみたり(?)、様々な工夫をしているそうですが、中でも目をひいたのは「決まった時間にカーテンを自動で開く設定にしている」というコメント。いつの間にか、IoTが身近な存在になってきていることを感じますね。朝が苦手な方は、IoTで解決しちゃうという手もアリかもしれません。

調査時期:2017年5月31日~2日
調査対象:マイナビニュース会員のうち会社員の男女
調査数:1,001名
調査方法:インターネットログイン式アンケート