アサヒ飲料はこのほど、「健康診断結果」に関する調査結果を明らかにした。同調査は4月17日~18日、定期的に健康診断を行っており、1年以内に健康診断を受けた30~40代有職男性500名を対象に、インターネットで実施したもの。

昨年の健康診断時と比較し、体重が増えましたか?

昨年の健康診断時と比較して体重が増えたか尋ねたところ、「はい」が47%、「いいえ」が53%だった。1年以内の健康診断での平均体重は69.4kgであったが、「理想の平均体重」は64.3kgとなっている。理想と実際の体重さは5kg以上で、ギャップがあることがわかった。また、35%は、コレステロール値などの「血中脂質が増えた」と回答している。

体に脂肪がついてきたと思うか尋ねると、70%が「そう思う」と回答した。「ここ数年で、やせづらくなってきたと思いますか? 」という設問に対しても、72%が「そう思う」と答えている。

ここ数年で、やせづらくなってきたと思いますか?

「体に脂肪がついてきた」と回答した人に「特に脂肪がついたと感じている体のパーツ」を尋ねたところ、「アゴ・顔」(38%)、「背中」(18%)を大きく引き離し、「ウエスト・お腹」(96%)が1位だった。

特に脂肪がついたと感じている体のパーツはどこですか?

実際に「脂肪がついた」と感じたきっかけを聞くと、「ジーンズなどのウエスト部分がきつくなってきた」(39歳)、「パンツのゴムの上にお肉がぷにっと乗っている」(43歳)などのコメントが寄せられた。服装やスタイルに大きく関わるからこそ、「お腹まわり」が気になっている様子がうかがえる。

自分のスタイルについて自己採点してもらったところ「ここ数年で体に脂肪がついてきた」と回答した人(352名)の平均点は「54.8点」だった。一方で「脂肪がついてきた」と感じていない人(148名)の平均点は「74.1点」で、脂肪がついているかどうかで20点近くも自己評価に差が出てしまうことがわかった。

体脂肪を減らしたいと思うか尋ねたところ、84%が「はい」と答えた。しかし、体脂肪を減らすために「運動している」は42%、「食事制限をしている」は37%で、半数に満たないことが明らかになった。

左から「体脂肪を減らしたいと思いますか? 」「体脂肪を減らすべく運動をしていますか? 」「体脂肪を減らすべく食事制限をしていますか? 」

体脂肪を減らすことに対する課題を聞くと、「仕事が忙しく運動時間に制限がある。また、つきあいで外食が多く、なかなか体脂肪を減らすことができていない」(49歳)や、「食事制限に本気で取り組めば何とかなると思うが、なかなか余裕がない」(39歳)などだった。仕事の忙しさによって運動・食事制限などに取り組めていないことがわかった。