ナビットが「増えた業種、減った業種ベスト10」を発表した。同調査は、ナビットが提供する「法人電話帳データ」「オープン君&てったいちゃん」を対象に調査したもの。調査期間は2014年1月1日から2016年12月31日までの直近3年間。結果は次の通り。

直近3年間で増えた業種ベスト10は、次の通り。前回の集計から引き続き、5年連続で純増1位は「福祉関連施設」。2位「介護関連サービス」、3位「コンビニエンスストア」の2業種も安定して増加した。このほか、6位「幼稚園・保育園」が3年連続でベスト10入り。2014年は10位、2015年は7位、2016年は6位と徐々にランクを上げている。

直近3年間で増えた業種ベスト10

直近3年間で減った業種ベスト10は、1位が「食料品・嗜好品」、2位が「居酒屋・スナック・バー」だった。直近3年間では、食料品・嗜好品と居酒屋・スナック・バーに加えて、5位の「理容・美容業」、6位の「日本料理」の4つの業種が廃業傾向が強いという。

直近3年間で減った業種ベスト10

このほか同調査では、「新規開設も多く撤退も多い、流動性がもっとも高い業種を集計。直近3年間で変動した業種ベスト10として発表している。

直近3年間で変動した業種ベスト10

結果は前回と同様に、「建設・工事業」「食料品・嗜好品」「理容・美容業」「居酒屋・スナック・バー」「衣料関連(小売)」「小売関連」「会計士・税理士・専門職」「レストラン関連」「マッサージ・鍼灸・各種療法」の9業種が毎年変動する傾向にあるとのこと。同調査は、この結果について「参入しやすいという一面で、廃業にもなりやすい、それだけ競争の激しい業界だということ」と分析している。