吉本興業がブロードウェイ・レジェンドのヒントン・バトル氏とともに設立した「ヒントン・バトル ダンスアカデミー」の開校セレモニーが11日、東京・北新宿の新宿村スタジオで行われ、お笑いタレントのゆりやんレトリィバァがお祝いに駆け付けた。

「ヒントン・バトル ダンスアカデミー」の開校セレモニーに出席したゆりやんレトリィバァ

同校は、才能あるダンサーたちに世界最高レベルのスタッフが最先端のメゾットによるレッスンを提供するダンス学校。去年末より募集を開始して今年1~3に全国6都市でオーディションを実施。400人近くの応募者から選び抜かれた28人の生徒が選ばれ、この日お披露目された。

吉本興業の大崎洋社長は30年前に同社が手掛けたミュージカルでヒントン・バトル氏と契約したことを明かして「ヒントンと出会って以来、いつか吉本興業が世界で戦えるタレントエージェンシーになればと密かに思い続けてきました。30年ぶりに声を掛けたら、ヒントンは喜んで『やろう』と言ってくれて今日を迎えることができました。ヒントンにお願いしているのは、自分たちで作り上げたショーをブロードウエイでロングランをやること。4~5年後ぐらいには作りたいなと思っています」と意欲を見せた。

同校の校長を務めるヒントン・バトル氏は大崎社長の熱意に打たれたようで「今日に至るまで多くの吉本のスタッフさんが全力で動いてくれました」と吉本興業に感謝しつつ、「新たなスターを育てる事が僕の情熱。若いダンサーを見てどこが足りないか言い当てることができるし、教えることが出来るのは僕の才能の1つだと思っています。生徒たちには、広い視野を持ち日本だけでなく世界で活躍できるダンサーになって欲しいですね。我々には大きな責任を背負っていますが、絶対にできると信じています」と生徒たちに希望を与えた。

セレモニーの最後にはゆりやんレトリィバァも駆け付けてヒントン氏に花束を贈呈。2015年放送のTBS系深夜バラエティ『ナイナイの海外定住実験バラエティー 世界のどっかにホウチ民』の企画でニューヨークに3カ月在住していたこともあるゆりやんレトリィバァは「ニューヨークのブロードウエイで踊りたいという夢があります! ニューヨークに行った時、ブロードウエイを2回程見に行きました。マネージャーからアカデミーのオーディションの話を聞き、私も興奮してやりたいと思いました」と流暢な英語でヒントン氏に猛アピールし、ヒントン氏の前でダンスを披露。ヒントン氏から「Beautiful!」と褒められたゆりやんレトリィバァだったが、「股関節痛めた…」と最後は息切れしていた。