女優の佐々木希と市川実日子が、4月16日スタートのTBS系日曜劇場『小さな巨人』(毎週日曜21:00~)に出演することが7日、明らかになった。
このドラマは、これまでの謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、"リアルな警察の姿"そして"人"を写し出し、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメント。俳優の長谷川博己が主演を務める。
佐々木が演じるのは、とある事件のキーパーソン・謎の女。主人公・香坂(長谷川)が捜査一課から所轄へ左遷されるキッカケとなる、中田隆一(加藤晴彦)の飲酒運転を疑った取り調べの際、中田の車に同乗していた女性だ。そして、やがて明らかになる事件のキーパーソンでもある。
また、市川が演じるのは香坂の妻・美沙で、結婚を機に専業主婦として家族用の公舎に住み、夫の激務を支えているという役どころ。家庭では美沙が実権を握っており、香坂は頭が上がらない。長谷川と市川は、大ヒット映画『シン・ゴジラ』で共演。市川はこの作品で、毎日映画コンクール女優助演賞を、長谷川は日本アカデミー賞優秀主演男優賞を獲得し、そんな2人が夫婦役として共演することとなった。
佐々木は「警察内部での人間模様が描かれていて、誰が味方で誰が敵なのかわからなくなっていく話の展開に、演じながらも話の続きが楽しみでドキドキしています」と話し、"謎の女"役について、「どういった存在かがわからない不思議さを、少しでも感じていただけるように表現したいです」と意気込んでいる。
市川は「人や自分を信じたり、疑ったり貶めたり。警察組織内で起こる人間模様に、ざわざわハラハラします。そんな中、香坂の信じていくものや言葉は、性別も職業も関係なく、人にとって大事なものなのではないかと感じました」とコメント。「香坂家のシーンが観てくださる方に少しでもホッとできるものになったらうれしいです」と話している。
このほかにも、映画『シン・ゴジラ』に里見総理大臣臨時代理秘書・風越達雄役で出演していた神尾佑や、文部科学大臣・関口悟郎役の手塚とおるといった面々も出演。実力派俳優たちの再共演もドラマの見どころとなる。
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