異色の仮面ライダーとして昨年大きな話題を集めた『仮面ライダーアマゾンズ』の続編『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』(4月7日配信スタート)の制作発表記者会見が、6日に都内で開催された。イベントには『シーズン2』で主役を務める前嶋曜、ヒロインの白本彩奈をはじめ、藤田富と谷口賢志ら前作ライダーも集結。さらに作品を統括する東映の白倉伸一郎プロデューサーも登壇し、本作に向けた思いを語った。

『仮面ライダーアマゾンズ』は、「仮面ライダー」シリーズ最大の異色作『仮面ライダーアマゾン』のリブートとして制作された完全新作ドラマ。シーズン1では、事故により逃亡した実験体(アマゾン)が人間に擬態して潜む街を舞台に、自らがアマゾンであることを知らずに育った青年・水澤悠(演:藤田)/仮面ライダーアマゾンオメガと、独りでアマゾンを滅ぼすために戦う謎の男・鷹山 仁(演:谷口)/仮面ライダーアマゾンアルファ、さらにアマゾン駆除を生業とする傭兵部隊・駆除班のメンバーを中心に展開され、ハードなアクションと、出演陣ですら「次は誰が死ぬのか」と疑心暗鬼になるほど予測不能のストーリーで話題を呼んだ。

『シーズン2』は『シーズン1』から5年経った世界を舞台に、アマゾンに育てられた少年・千翼(演:前嶋)/仮面ライダーアマゾンネオと、アマゾンに殺され生体兵器として戦う少女・イユ(演:白本彩奈)/カラスアマゾンを主人公とした仮面ライダーで初の試みとなるジュブナイル恋愛ストーリー。公開されたプロモーションビデオでは、悠が仮面ライダーアマゾンニューオメガとなった姿、そして鷹山仁が千翼に「お前を殺しに来た!」と不敵に笑うシーンが登場し、物語にさらなるナゾを投げかけている。

冒頭に登壇した白倉氏は、「一年前は『敵はニチアサにあり』と思い、会費を払わないと見られない配信作品として、それだけの価値を提供したいという思いで制作してきました。今回は、『仮面ライダーエグゼ○ド』ではなく『シーズン1』が敵だと思っています。『シーズン1』をもっと超えるもの、『1』を評価してくださったみなさまの期待に応えるものを目指しました。映像のテイストは変わりませんが、内容面は大きくスケールアップしています」と期待をのぞかせた。

また、「成功した続編というのはあまり聞きませんよね。少なくとも、根底から考え直してゼロから構築する気概と覚悟をもって作られた作品じゃないと1作目を超えることはできないと思っています。この作品については『心の底からこんなにおもしろいものができるとは思っていなかった』と石田監督とも話していました。あとはそれが見た方に伝わるか、というのが楽しみなところです」とコメントした。

一方、『シーズン2』となって髪が伸びた谷口は、当日電車でイベント会場に向かった際に駅で職務質問を受けたエピソードを披露。職業を聞かれ、「仮面ライダーです」と答えたと語り、会場の笑いを誘っていた。そして、仁を支えた泉七羽役の東亜優は役どころについて「あまり詳細はお答えできないんです」と、まだまだナゾが多い展開をにおわせた。

なお、本作は大人向けにハードな内容となっているため、変身ベルト玩具も大人用サイズで登場。「変身ベルト ネオアマゾンズドライバー」として現在「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。ネオアマゾンズドライバー、アマゾンズインジェクター、ネオアマゾンズレジスターのほか、初回特典としてアマゾンシグマコアパーツが付属する。

変身ベルトに「アマゾンズインジェクター」をセットしてホルダーを上げると変身音が鳴り、その後のホルダー操作で必殺技が発動。さらに、「アマゾンズインジェクター」を押し込むことで「ブレード」「ニードル」「クロー」といった武装遊びが可能となっている。「アマゾンズインジェクター」を再注入することで増強することも可能。2017年10月発送予定で、価格は14,040円(税込)。

(C)2017「仮面ライダーアマゾンズ」製作委員会 (C)石森プロ・東映