西日本鉄道を中心とする西鉄グループは22日、観光・インバウンド需要の取込みや持続可能な公共交通モデルの構築などを柱とする2017年度の事業計画を発表した。
観光・インバウンド需要の取込みの一環で、新型観光列車の導入に向けた取組みを推進することが明記された。グループ内での連携を強化するとともに、インバウンド向け商品やサービスの開発、海外での情報発信拡大にも取り組むとしている。持続可能な公共交通モデルの構築として、特急の大橋駅停車を実施するほか、福岡中心部におけるBRT輸送体制の構築、都心部・郊外部におけるバス路線再編などを掲げた。
その他、天神エリアの機能更新への本格着手として、西鉄福岡(天神)駅外コンコースのリニューアルの着工、ICT新技術の応用や福岡空港の運営民間委託への参画などによる新たな収益源の開拓などに取り組むという。