幼稚園や保育園などの入園準備に忙しいこの季節。成長したわが子の姿に眼を細めると同時に、想定したよりも「意外にお金がかかるな」と感じることもあるかもしれない。今回は、子どもをもつ女性マイナビニュース会員301名に、「幼稚園や保育園などの入園準備で『予想外にお金がかかった』と感じたもの」を聞いた。
Q.幼稚園や保育園などの入園準備で「予想外にお金がかかった」と感じたものは、ありますか?
はい 58.8%
いいえ 41.2%
Q.「はい」と答えた方にお聞きします。どんなものにお金がかかりましたか?
1位「制服や体操着、靴、帽子など」 35.2%
2位「バッグや袋類」 7.3%
3位「備品、グッズ類」 6.0%
4位「入園費や月謝、教材費など」 5.3%
5位「布団類」 5.0%
6位「ハンカチや着替えなど」 4.3%
「制服や体操着、靴、帽子など」
・「制服代がけっこうかかりました。デザイナーに依頼したものだったみたいです」(50歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「制服代。デザインがよく丈夫だったが、園指定のものを一式新品でそろえると5、6万円もかかった」(33歳/愛媛県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「保育園は制服だったのですが、ブランド物で、思っていた以上にお金がかかりました」(52歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「やっぱり制服や体操服ですね。みんな同じものだから、指定業者で買わなくてはいけなかった」(52歳/福島県/建設・土木/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「体操服やスモックなど洗い替えが必要なので、けっこうお金がかかった」(37歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「靴が2足も必要で、高かった」(37歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「保育園指定の体操着などのグッズ。元の値段が高いので」(33歳/群馬県/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
「バッグや袋類」
・「通学バッグなどの園指定のもの」(49歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「手作り袋の布や装飾品に凝りすぎて、予想外にかかった」(55歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「幼稚園指定バックなど、準備品でかかった」(35歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「入園バッグなど、手作りにかかる布代」(46歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
「備品、グッズ類」
・「園内で使用する園指定の文具・なわとび・防災用品など」(40歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お道具の費用」(58歳/山形県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「絵本代」(36歳/神奈川県/インターネット関連/クリエイティブ関連/会社員・公務員・団体職員)
・「園指定の制服やグッズ類。定価販売と思われ、高い」(34歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「給食セット」(43歳/愛知県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「入園費や月謝、教材費など」
・「私立でしたので、入園金などのお金がかかりました」(51歳/東京都/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「PTA会費、通学保険」(44歳/千葉県/建設・土木 事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「私立だと、入学金や制服が高かったりして大変だった」(37歳/埼玉県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「布団類」
・「うちの子が通っていた保育園は、布団カバーを手作りしなくてはいけなかったので、生地代が結構かかった」(40歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「布団カバー類。既成品のサイズではなく、作らなくてはいけなかったので、布代とかがかかった。手作りするためにミシンを買った。洋服やエプロン、タオルなど、1日にたくさん必要だった」(44歳/東京都/生命保険・損害保険 営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「保育園はお昼寝布団がいるので、それにお金がかかりました」(40歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
「ハンカチや着替えなど」
・「とにかく着替えなど消耗品がたくさん必要だった」(30歳/東京都/その他/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「靴下やパンツなど、着替えの用意が多目に必要で、お金がかかりました」(37歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「エプロン毎日4枚。手拭いタオル2枚。食事およびおやつの手拭いタオル4枚。これを毎日。意外に費用がかかるし、なにより洗濯が大変。正直改善してほしい」(38歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「衣類。着替えでたくさん持っていく必要があるため、買い足した」(30歳/千葉県/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「その他」
・「予算はかなりオーバーしました。何が特に、というものはなく、塵も積もれば……です」(35歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「一通りのものすべて。園指定のためやむを得ず」(36歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お祝いへのお返し」(61歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「行事ごとの写真代」(49歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「母親同士の交際費」(39歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「引っ越しがあって転園させたので、入園金から制服備品に至るまで、倍の費用がかかりました」(52歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「オムツ代」(40歳/兵庫県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自分の入園式の服や靴」(47歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
総評
調査の結果、幼稚園や保育園などの入園準備で「予想外にお金がかかった」と感じたものの1位は「制服や体操着、靴、帽子など」(35.2%)、2位は「バッグや袋類」(7.3%)、3位は「備品、グッズ類」(6.0%)、4位は「入園費や月謝、教材費など」(5.3%)、5位は「布団類」(5.0%)、6位は「ハンカチや着替えなど」(4.3%)が続いた。「その他」は10.0%だった。
入園準備で「予想外にお金がかかった」と感じたものとして、具体的に名前が挙がったものとしては「制服や体操着、靴、帽子など」がもっとも多かった。特に私立の園では、指定の制服を高名なデザイナーやブランドに発注することもあるようで、必然的に価格が高くなる傾向があるようだ。
3位の「バッグや袋類」は、手作りのものを指定されるケースもあるようで、手作りに苦労するとともに、材料費に予想外のお金がかかったと嘆く声も聞かれた。「備品、グッズ類」も、園指定のものが割高であったり定価でしか購入できなかったりと、意外に金額が張ってしまっている様子がうかがえる。
「入園費や月謝、教材費など」は、やはり公立に比べると、私立では高めの金額を負担に思っている人が多い。お昼寝用などの「布団類」は、これも既製品にはないサイズなどがハードルとなっているようだった。
今回の調査では、全体の4割ほどは入園準備のお金を「予想の範囲内」と答えており、特に公立に通わせる場合であれば、「まあ、この程度かな」と思える水準であるようだ。一方で、「行事ごとの写真代」「オムツ代」など、入園後に費用がかさむ場合もあるので、注意が必要かもしれない。
調査時期: 2017年2月27日~2017年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員(子どもをもつ女性)
調査数: 301人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません